「続編が観たい。スカヨハ攻殻は「あり!」」ゴースト・イン・ザ・シェル makitamczさんの映画レビュー(感想・評価)
続編が観たい。スカヨハ攻殻は「あり!」
攻殻機動隊は漫画も劇場版、TV版アニメも結構見ています。独自の電脳世界観を持つ日本のSF漫画の金字塔といえるでしょう。
また原作を土台にTV版、劇場アニメ版とパラレルワールドが広がっているのが攻殻機動隊だと思っていますが、本編でハリウッド版の実写攻殻が加わったと思いました。この実写版が続くことを期待したい。見ごたえ十分な作品に仕上がっています。
で、攻殻機動隊を知らない方にはこれを機会に観ることをお勧めします。原作が1991年刊。日本SF漫画の凄さを知っていただきたいとも思います。
また、攻殻機動隊を知る方にはフラットな気持ちで観ることをお勧めします。攻殻フリークは、原作やアニメと比較して重箱の隅をつつくように観る方も多く、そういう方の映画評は総じて低くなっているようですがもったいない鑑賞法です。
ストーリーは脇において、キャストにだけ少しだけ触れます。
スカヨハははまり役です。主人公本来の魅力を体現しています。日本人でスカヨハを超えるキャストが思いつきません。予告編でたけしが荒巻課長?と思いましたが、終わればこれはこれでありかなとの印象でした。ついでに桃井かおりがいい。こんなうまい役者だったんだ。キャスティングは攻殻の一ファンながら納得の布陣です。
またアニメ版攻殻ファンとしては、田中敦子、大塚明夫の吹替え版で観ましたが個人的には大正解でした。お勧めします。
最後に残念な事が一点。テレビ版が好きな私はOPは菅野よう子作曲&オリガ歌唱の新曲が聴きたかった。オリガさん、RIP。