劇場公開日 2017年10月28日

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「【”世の中に好きになってはいけない人などいない。”広瀬すずさんの初々しさと清らかな姿が印象的な作品。級友たちの恋する心を大切にする姿もとても良い作品である。】」先生! 、、、好きになってもいいですか? NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【”世の中に好きになってはいけない人などいない。”広瀬すずさんの初々しさと清らかな姿が印象的な作品。級友たちの恋する心を大切にする姿もとても良い作品である。】

2022年12月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■高校2年生の島田響(広瀬すず)はちょっぴり内気な女の子。
 ある日、不愛想だがたまに優しい笑顔を見せる世界史の伊藤先生(生田斗真)に初めて恋心を抱く。
 「好きになってもいい?」と懸命に勇気を出して問いに「俺はやめとけ」と返す伊藤。
 だが彼は、響の真っすぐな思いに次第に心を動かされていき、彼女の想いを受け止める。

◆感想

・世には、中学生だった教え子と一緒になったり、今作の様に高校生だった教え子と結婚した人は多数いる。だが、ある歳になるまでは、秘めたる想いを抱えなければならない。
日本の憲法のどこにも、そんなことは記されていないのに・・。
”世間の目”が、自由恋愛を認めないのであり、学校の運営上も問題が生じるからである。
だが、重ねて書くが、【中学生だった教え子と一緒になったり、今作の様に高校生だった教え子と結婚した人は多数いる。】のである。

・今作の魅力は、歳が数歳しか離れていないのに”教師と教え子”と言う壁によって、相手への恋する気持ちを抑えようとする先生(生田斗真)と、一途に先生への恋を貫こうとする島田響(広瀬すず)の純愛であろう。

・更に言えば、教師間の恋や、”教師と教え子”の恋の絡ませ方の巧さであろう。
ー 恋愛映画と言えばこの人”三木孝浩監督”の手腕が冴えている。-

<人を愛する心って、教師や生徒の立場を越えても、成立すると思う。不倫を肯定する気はないが、世に数多ある不倫の話を巷間で聞いてもである。
 今作は、そんなドロドロしたモノではなく、女子高生の拙い恋を通して、純粋に人を思うまぶしさを描いた所が魅力だと思う。
 広瀬すずさんを始めとして、森川葵さんや、健太郎(当時)の姿も魅力的な作品である。>

NOBU