僕と世界の方程式のレビュー・感想・評価
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2357は一桁の素数を並べた最大の素数って知ってました。意味ないけどね。
英国の中国に対する黄禍論だ。
しかし、こんな事やっていては、数学の発展が鈍るじゃないかなぁ?そもそも、難解な定理を解いて、フィリーズ賞を取ったとか騒いでいるが、こう言った教育の場を経験したものはいないはずだ。もっとも、数学オリンピックの日本代表に落ちた主人公が地球を救うって話はあったが。
さて、学問は権威主義ではないと思う。また、学問は人と競い合うことでもないと思う。もっとも、少なくとも日本の大学は、この権威主義は今でも通じる。中国も含めた世界が日本よりも良いとは言えないかもしれないが、他の国は、こんな事で子供達に学問を教え込もうとしていないはずだ。だから、この映画も黄禍論を持ちながらも、日章旗のはちまきを巻いた日本代表をディスっているのだ。
これが自閉症スペクトラム⁉️
当事者としては(なんの才能もない当事者ではあるが)結構期待値が高かっただけに、世の中的にはこれがハッピーエンドなんだ…とガッカリした。
母親と抱き合うシーンとか無理無理無理。観ててゾワゾワした。急に治っちゃったの?
数学への情熱はどこに行っちゃった?
思春期男子的暴走がそんなに美しいのか。
リスカしてトイレに篭っている方は放置なのね…
主人公がこうなるかと思って観ていました。そこから数学の美しさで立ち直ってほしかったです。
実は自閉症ではなくて交通事故のPTSDだったのが愛情で癒えた賢い男の子のお話でした、と誰かに言って欲しい。
なんだろうこの中途半端感
最後が駄目だ。中盤までだんだん面白くなって観ていたのに、最後これで終わりなの?と思った。3つの恋愛と数学オリンピック、みんな中途半端にすぱっと終わるのだ。きっと後は個々人の想像に任せよう言う流れなのだろうけど、こう言う終わり方は個人的に嫌だなぁ
メインテーマは?
エイサ・バターフィールドはやはり良い。好きだ。
子供時代も「縞模様のパジャマ」の彼本人だったらなぁ、と。もちろん無理だけど。
病気について詳しくはわからないが、母親役のホーキンスがかわいそうで何度も泣けた。
ただ、描きたかったのは何だったのか?いろんなことがありすぎて、やや欲張った感がある。
数学の能力とか、オリンピックの彼らとの関係を深掘りするとか、ルークの苦悩とか、もう少し何かあって欲しかった。
チャンが「眠れない〜」と部屋に来るあたりはうーん?と。
成長物語
自閉症で数学の才能をみってる少年が数学オリンピックを目指す。
幼い頃に愛する父を無くすことにより今まで愛の感情を把握する経験がなかった。
終わりは全てバラ色なのでは無く、苦痛もある。
自閉症が禁句なわけではない。
個人として自閉症を個性として成長する物語。
ルークはただ人と上手く付き合えないだけ。
どう混ざっていけばいいかわからないから自慢をした。唯一自分が知ってることだから。
ユーモアを聞かれ全然違うタイミングでユーモアを返すところが痛い。
わからないよね。
人は一人一人違うから。
悲しみがわかるエンドロールが成長に繋がるのかな。
すごい青い瞳。
アカデミックな展開から転回
終盤までは数学を通じて個性や国境を越えた理解を描いており、標題ならではの深淵を追及している。が、しかし最後の最後でオマケと思われた思春期ロマンスの要素に全てを持っていかれてしまう様は思春期特有の感情が理性に勝る所以か。
この結末は作品の賛否の分かれ目だろう。
いい映画。エンディングだけしっくり来なかった
発達障害で数学ができる男の子の話。数学オリンピックを目指し、中国の女の子と仲良くなって、数学より彼女を選び、母との心のやりとりもできるようになったかな、という話。
彼は、顔もいいし演技も上手。
自分としては、さっき書いたエンディングが今ひとつ しっくり来なかったので、3つ半。なんか発達障害に対する姿勢みたいなものが俺と違う。数学はやり遂げてほしかったなあ。
途中に出た、2進法で解くシーンは感動的だった。綺麗。
ママの気持ちがわかる。
ネイサンが金髪女子に教えてもらっていたのピアノ曲は、
バッハの平均律グラヴィーア第1集第1番ハ長調です。
聞き覚えありまくりだけど曲名が!でてこなーーい!!と思って、
鑑賞後に調べたらコレとわかりました。すっきりしました。
サリーホーキンス演じるネイサンの母がとてもよかったです。
息子の世界への接点が少ないから、息子に懐かれない、母も息子が理解できない。
でも、確かにこの母は息子を大事に思っている。
息子と自分とを繋ぐ役目の夫であり、替えがたい愛しい夫を事故で亡くし、
息子とうまくコミュニケーションがとれず、寂しさを抱える母に、
終始共感して観ました。
そして、Mr.ハンフリーズとの一筋縄ではいかないロマンスの予感もよかったです。子供のために滅私することだけが強調されていなくて、いいなと思いました。
あえてMr.ハンフリーズといいますが、この方も切なかったですよ。
(そして後で役者の年齢みてびっくり・・・年下だった・・・うっそー)
病名を思い出せなくてごめんですが、硬化うんぬんだったと思うので、
ALSとかそういう病気なんですよね、きっと。ホーキング博士が引き合いにだされていましたし。
排泄・性機能の不安はつらいです、きっと。想像が追いつかないくらい、
つらいでしょう。ふてくされるのもわかります。
自助グループに参加し、苦しみを誰かに発信できるようになったのは、
いい進歩ですよね。がんばってね。ジュリーをちゃんと口説けますように。
子供たちの成長、悲哀、葛藤も、切なく苦しく伝わってきてよかったのですが、
大人たちが私にはよりぐっと来ました。数学オリンピックの英・中両国の監督以外は。
英国の監督は「おみおくりの作法」のジョン・メイ役の人ですね。
今回の役は40代後半に見えました(ごめん・・・)。
1つだけ、心臓に悪かったことをぼやいておきます。
普段、車を運転中に子供と喋っちゃう大人のシーンを見ると、
事故フラグと早合点して、めちゃくちゃはらはらいらいらしてしまう私ですが、
不覚にも(?)この映画では事故フラグを感じていなかったので、あの事故には本当にショックでした。
運転中に会話すんなとはいわん。頼むから、話し相手の顔を見ないで、前だけ見ていて欲しいの。怖すぎるから・・・・。ほんとうに怖いから・・・
あと、アイザック役の男の子に激しく見覚えがあって、何で見たんかをめっちゃググりました。もうググりまくりました。
したら、イミテーションゲームでアランチューリングの少年時代をやっていた子ですって。アレックス・ロウザーだって。めもめも。すっきりした!
愛おしくてたまらない
この映画の中で起こること、人物の一人一人が愛おしくてたまらない。
数学に強い自閉症の内気な少年が数学オリンピックに出て成長して、最後は金メダル貰うような青春ストーリーかな くらいに思っていたら全然違った。
どのキャラクターも好きなんだけど、特にどうしても平凡な母親に共感せずにはいられなかった。
特別なネイサンを愛し一生懸命に接するけどなかなか理解し合えず、そんな息子と楽しく触れ合えている夫を亡くすなんてもうさ…
持病を抱え、弱い心と怖れを持つ先生もまた好き。
惹かれあってるのに踏み出せない それでも不器用に笑うしかない二人を応援したくなる。
ネイサンとはまたタイプの違う自閉症で苦しむルーク。テレビのコントを真似てコミュニケーションを取ろうとするのに胸が締め付けられた。
チャン・メイはもう最高。
家族との軋轢に苦しみながらもまっすぐネイサンと向き合い、ゆっくり英語を話す姿が本当に可愛い。
二人のこそばゆいキスシーンにはドキドキせずにいられなかった。
最後、ネイサンが競技の場を飛び出したときはさすがにびっくりした笑
でも彼は答えが一つに決まっている数学の競技よりも、今うずいて仕方ない人間の奥にある誰も答えを知らなくて曖昧な感情と向き合うことを選んだなと思った。
葬式の場でも繋ぐことを頑なに拒んだ母親の手を握る場面にもう嗚咽が止まらなくなってしまった。
ネイサンとチャン・メイ、母親と先生 どう生きるのかわからないけれど幸せに幸せになって欲しいと心から思えた。
できればその後をあと10分でいいから観せて欲しい…
映像も良かった。
ネイサンに見える世界、涙越しに見たような滲んだ光の描写や魚と水の描写がすごく綺麗だった。
数学と図形が好きな主人公だけに、整然と机が並んでいたり所々無機質な図形のような景色が映るのもすごく良かった。
あとバターフィールド君の眼は宝物だな… 澄み切った青色が美しい!
とにかく語りきれないくらいの素晴らしい映画だった。
映画館を出たら夕暮れ時の恵比寿ガーデンプレイスが綺麗な景色で、余韻でまた泣きそうになった笑
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