「重信房子のモノマネには嫌悪感しかない」菊とギロチン bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
重信房子のモノマネには嫌悪感しかない
多言が過ぎてブレる主題に頭を抱える観客が、185分目にして、これは大正アナキストへの鎮魂歌であったことに気付かされる昭和演劇。
時折出て来る字幕から推測するに、「理念(その是非はさておき)に生きた男と信念に従って行動した女の物語」の様なんだが、何かが違う感がハンパ無い。
笑い無し、涙無し、感動無し。所々にココロに刺さる台詞が出るが数分で霧散し違う話しになっている、置いてけぼり感。局面局面の役者さんの演技が一々すばらしく、無下にもできない申し訳なさ。
もうどう言えば良いのやら。。。
韓英恵の美しさは記憶に残りますが、途中、観てるこちら側の気が散ってしまって、思考発散するのには参った。そう、集中出来ないんです、色んなことが気になって。時代考証と史実の問題、セットや衣装のリアリティ、聞き取れなかったセリフ、揺れる画面。
最近、水曜日に観る映画に当たりが出ないのは個人的な話。。。
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