「日本映画人のプライドを刻む渾身の傑作」菊とギロチン まっくんさんの映画レビュー(感想・評価)
日本映画人のプライドを刻む渾身の傑作
「ヘブンズストーリー」から7年が経ちましたか。名古屋では今回もシネマテークでの単館上映。
関東大震災、男に虐げられ強くなりたいと願う女相撲一座の女たち、無為かつ無謀な行動を繰り返し崩壊するアナーキーなギロチン社…自由を失っていくあの時代を軽妙に描くも、観終わってずっしりと腹に響く群像劇の傑作となつた。
新たなマイルストーンを刻んだ瀬々監督、そしてこの作品に関わったすべての映画人に敬意を表したい。
堂々のベストワン候補である。
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