LOGAN ローガンのレビュー・感想・評価
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アメコミは漫画の中の空想
アメコミを「漫画の中だけの空想」という位置づけにした本作はMARVELにとって挑戦的な作品だったと思う。劇中の血生臭い雰囲気が鑑賞後も体にこびりついて取れない。R15にしたことで表現の幅が広がり、グッと臨場感が増していると思う。
「ヒュー・ジャックマン 最後のローガン」と銘打ってるだけあって、その演技は最高だった。
初4DX吹替でがっかり
初めて4DX吹替で見た。4DXにかなり期待していたがあまりにもしょぼくて追加料金1000円損した気分になった。また、いつも字幕で映画を見ているので吹替に対する抵抗感が強く、慣れるまでものすごく時間がかかった。これだったらわざわざ遠出せずに地元で2D字幕版を見れば良かった。Xメンシリーズは1作しか見ていなくて世界観がよくわからなかったので物語に入り込むことができなかった。また機会があったら全作一気に借りて見たい。
最後の闘いに偽りなし!
あの不死身のウルヴァリンが傷つき老いた身体で、瘦せ細り変わり果てたプロフェッサーを介護する姿は、アメコミ映画の常識を確かに超えた衝撃T^T
1作目から17年・・・35だった自分も52歳やし老いを感じずにいられない。
ウルヴァリンの遺伝子から産まれたローラの動きが圧巻!!
突如現れるもう1人のヒューが演じる冷徹残忍なクローンウルヴァリンにも屈せず立ち向かい、そんな彼女を守る為に、老体に劇薬を打ち身を呈すローガン・・・(>_<)
最後、死期を感じホッとして涙するローガンとローラのシーンにもらい涙。。。
マーベル作品だけにエンドロール後にまさか!(◎_◎;)はないよねっと余韻に浸る。
ウルヴァリン=ローガン=ヒュージャックマンお疲れ様でした〜☆4.8
X-MENシリーズ最高傑作!
2000年にX-メンが公開されて17年、正直、作品のばらつきはありました。「金返して欲しい」と思った作品もありました、どれとは言いませんが。
しかし!この作品で全て許せます。不死の能力を失い老いつつあるウルヴァリン、ローガン。17年間ウルヴァリンを演じ続けて来たヒュー・ジャックマンが素晴らしいです。ヒュー・ジャックマン史上最高の演技なのでは無いでしょうか?
そしてなんと言っても今作の白眉は少女、ダフネ・キーン!観ながら映画「レオン」を観たときのナタリー・ポートマンを思い出しました。「天才子役」というのが憚られるくらいの名演、既に名女優の貫禄です。末恐ろしいレベルですね。ヒュー・ジャックマンに堂々と渡り合ってます。
老いるとは何か、永遠に生きるよりも大切な物のために命を賭ける方が尊い、そういう話だったと思います。
老いたチャールズ(プロフェッサーX)を介護しつつ、思春期の少女の面倒も見なくてはいけない、「大変だねぇ、ローガン」と中高年男性に同情してしまう名作。
ヒュー・ジャックマンへの感謝状
アメコミにも時の流れが。。。
名作!と言いたいが……
アメコミヒーロー物でありロードムービーであり親子ドラマであり
父から父へ。そして子へ
X-MENは2000年に公開された第一作しか見ておらず、
今回これを観たいと思ったのは、ヒーローあるまじきビジュアルとシリーズ通してみると対称的な子役の存在があったからのと、
元々アクションメインな映画は食指が動かない傾向が自分にはあるみたいで、今回はヒューマンドラマのような第一印象を感じたからというのが理由。
それと、ヒュージャックマン演じるウルヴァリンの性格や予告から暴れん坊な少女のコンビというのが、ゲーム「THE LAST OF US」のジョエルとエリーにダブって見えたというのも観たいという気持ちに助力した。
全編に渡ってアメリカのトランプ大統領の政策を暗喩していると感じずにはいられない差別が盛り込まれているが、元々X-MENの第一作から差別を取り扱っていたりしていたので、恐らくはシリーズの要素をより現実と繋がるようにしたのか。どちらにせよメキシコ関係の話が頻繁に登場して、その度に現代を感じさせる。
第一作しか見てない自分でも序盤は悲しい思いを感じた。暴君なローガンとチンピラとのやり取りは、この映画の本筋を暗喩させる。ヒーローにも最期があると。
ローガンにとっての父はプロフェッサーX。彼からミュータントの力の使い方を学び、生きてきたと言える。まさしく生き方を教えた。
しかしプロフェッサーXが与えた生き方は縛られた生き方でもある。なぜならミュータントである以上、ミュータントとしての立場の弱さが付きまとうからだ。
今まではその立場の上で歩みを進めてきた。それはヒーローらしく勧善懲悪。他者から認められる存在になればミュータントの立場は認められていく。
しかしその道は一本道で、別れ道は無い。悪を倒す(殺す)ことこそが真のミュータントとしての生き方であると縛っていた。
そして歩みを進めた先、世界はミュータントを受け入れたかどうか・・・結果は愕然とするものだった。
世界は変わった。ならばミュータントも変わらなくてはならない。
今まで歩いてきた道を忘れ、新たな生き方を見付けなければならない。心身をミュータントに捧げたプロフェッサーXはそれが苦痛だった。
違う生き方、我々からしてみたらごく普通の生活を一瞬だけ感じ取ったプロフェッサーXは涙を流す。
ローガンも同じく、プロフェッサーXから与えられた生き方をおくってきたが、彼もまた何かを背負っている。それは殺人という罪だ。
相手が善だろうが悪だろうが関係なく、生まれ、育てられ、成長した人間を自慢の爪で一秒経たないうちに終わらせてきた数々の罪。
それを背負って生きてきたローガン。幾多の罪を償うための死を、ローガンはミュータントであるが故に迎えないし、その死は逆に父とも言えるプロフェッサーXの思いを踏みにじることにもなる。
そんなローガンのもとに現れるローラは、二人とは逆になにものにも染まっていない。
なにもかもリセットされた世界で無色透明な状態のローラ。
彼女がローガンと関わっていくうち、ローラは何かに染まっていく。殺しを背負ったローガンか、あるいは別のなにかに。
ローガンというヒーローが父にあたる存在から何をもらい、何を抱え、
そして純粋無垢な子供に何を与えるのか。何も与えないのか。
一種のファミリームービーとも言えるか・・・しかしアクションシーンはローラの大人顔負けな、手加減する気が全く感じられないもので凄かった。
若干テンポ悪く、上映時間が若干長く感じてしまったが、ファンなら必ず観るべきと言えるし、第一作だけでも全然構わない。
まぁX-メン自体を知らない人にはわかりづらいかもしれないが
老兵はただ消え行くのみ…
シェーン
マスト シー
刻まれた生き様
ヒュー・ジャックマンが演じる、最後のウルヴァリン。
ヒューのハリウッド進出作は2000年の「XーMEN」第一作。
以来17年演じ続け、ウルヴァリンはヒューのハリウッドでの地位確立と活躍の証しと言っていい。
「デッドプール」を除くシリーズ全てに出てるのも(例えワンシーンのカメオ出演であっても)、その人気の裏付け。
今後「XーMEN」はキャストを一新してリブートされ2代目ウルヴァリンも登場するだろうが、ヒュー以外のウルヴァリンは考えられない。
感慨深さと名残惜しさを抱きつつ見たフィナーレは…
ウルヴァリンの最大の魅力は、その強さ、タフさだろう。
金属よりも遥かに頑丈なアダマンチウムの骨格と爪。
驚異的な治癒能力。
最強ミュータントでありながら、人間兵器として改造された悲しい過去…。
単なるヒーローではない、孤高のアウトローとしてのカッコよさは、男の憧れを体現。
…しかし、本作のウルヴァリンにその面影は無い。
冒頭、いきなりチンピラにボコボコにされる。
何とか撃退するも、爪は短くなり、治癒は遅く、痛みに顔を歪める。
彼の身に何があった…?
ミュータントが死に絶え、新しいミュータントがもう何年も生まれてない荒涼とした近未来。
無敵を誇ったこの男の身体にも、限界が来たのだ。
酒浸り。咳き込み。足を引きずり、白髪交じり。何かを見る読む時は眼鏡(!)。
国境の廃工場で、介護が必要の老体となった師、チャールズとひっそりと暮らしている。
リムジン運転手の仕事で稼いだ金で、海に出る船を買う為に。
突然、平穏が破られる。
ある少女を狙う謎の組織によって。
その少女、ローラは、自分と同じ能力を持つミュータントであった…。
これまでのシリーズのようなコミック調のテイストは皆無。
アクションの迫力もスケールも、これまでで最も小規模で、こぢんまりとしている。
しかし、最も壮絶。バイオレンス描写は激しく、痛々しい。
ヒーロー活劇なんてとてもじゃないけど言えない。
一人の男の終焉に向かう重厚な人間ドラマ、罪や苦しみや悲しみを背負った魂の最果てへの旅路。
だから本作のタイトルは、ヒーローとしてのウルヴァリンじゃなく、一人の男としての“ローガン”なのだ。
過去シリーズへのリンクもちらっとほのめかす程度でほとんど無いと言っていい。
しかし、ある家族と出会って、過去の思い出に談笑するシーンに、共に歩んできたローガンとチャールズの繋がりがしっかりと見え、ほっこりすると共にジ~ンとした。
また、ローラとの関係。
ローラは、かつての自分なのだ。
荒々しく、自分の力をどう使っていいか分からず、そして孤独。
彼女には、守ってくれる仲間が必要だ。
彼女には、温もりを与えてくれる“家族”が必要だ。
かつてチャールズが自分を導いてくれたように。理解し、与えてくれたように。
ヒューのウルヴァリン卒業と共に、パトリック・スチュワートもチャールズこと“プロフェッサーX”を卒業。
彼の今の姿も衝撃的だ。
かつての崇高で威厳ある姿は無く、弱々しい。自身の力も薬が無いと制御出来ず、時折暴走する。
そんなボロボロで、傷付き、衰え、疲れ果てた二人が一人の少女を守ろうとする。
全盛期のウルヴァリンに匹敵するであろうローラの激しい立ち回り、鋭い眼光。
常に苦汁を舐めたような険しい顔をしているが、演じたダフネ・キーンは確かな美少女で、彼女の熱演もまた必見!
ウルヴァリンと同じ悲痛な過去、ラストの一言、「○○」に目頭熱くさせられる。
敵はこれまでのように強大なミュータントではなく、人間。
が、彼らがやって来た事は、冷酷で非道。
彼らの切り札は、思いもがけない“人物”!
本作のモチーフはかの名作「シェーン」でもあり、劇中でも印象的に引用されている。
人の生き方は変えられない。
しかし、何の為に生き、何の為に闘い、何を遺したか。
刻まれた生き様は、恵まれし子らの未来の為に。
胸打つ事間違いナシの“X”と共に、ローガンという漢の締め括りに相応しい。
伝統芸能マーベルではなかった。だるくて途中に寝てしまった。 アクシ...
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