「ついに老眼。」LOGAN ローガン ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
ついに老眼。
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あぁショック。ローガンが老眼鏡をかけてる。しかも老々介護。
こんな老いぼれが戦う姿など観たくないとおもうか、やはり老い
には勝てないからさぁと思うか、今作の評価は観る人の年齢環境
によって分かれちゃう気がする。ローガンまであと一歩の自分に
とってはまぁ痛いわ、切ないわ、泣けるわ、もう無理なんだから
やめときなよ!って感じになっちゃうけど、やはり人間守りたい
ものが出るとやる気だけは湧いてくる。当然やる気だけで戦える
はずなどないのでボコボコにされるのだが…。シリーズを牽引し
てきたウルヴァリンもすでにこんな姿。自分を育ててくれた恩人
はアルツハイマーとなり、せっかく隠れ家で静かに暮らしていた
のに…なんでまた俺にやらせるんだよ!ってところなんだろうが、
最期の最期まで少女を守るために敵に挑んでいくローガンの姿は
実に人間的。彼らと関わったがために惨殺される人々の無残にも
全く容赦のない描き方が彼の決意を呼ぶ凄まじい展開。気持よい
終わり方にしなかったところが老齢の彼に有終の美を与えている。
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