「疑似家族のドラマを、さらに先へ進めた印象」LOGAN ローガン AuVisさんの映画レビュー(感想・評価)
疑似家族のドラマを、さらに先へ進めた印象
アベンジャーズ、ジャスティスリーグに比べて、X-MENシリーズの特徴は「多世代」であること。連作の中で時代が移り変わり、ときには遡ったりもするので、チームには必然的に年齢の幅が生じる。そんな歳の違う仲間に、きょうだいや親子に似た関係性が生まれるのも当然。それが疑似家族のドラマとなり、スーパーヒーローたちの話なのに身近に感じられるポイントになっていた。
そして本作。過去のシリーズでは副次的だった疑似家族というテーマを、かなり前面に押し出してきた印象だ。ローガンとローラが父娘の関係を思わせるのはもちろん、ボケかかったプロフェッサーXの面倒をみるローガンの疲弊ぶりなどほとんど老老介護!
とまあ、ほぼアクションには関係ないレビューになったが、ヒュー・ジャックマンには大成しながら長々とアメコミヒーロー物につきあってくれたことに感謝。そして、ローラ役のダフネ・キーンのシリーズ続投を切に望む。
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