「じわじわつらい…」LOGAN ローガン Maryさんの映画レビュー(感想・評価)
じわじわつらい…
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LOGANは、X-MENシリーズの、ウルヴァリンとしてのヒュージャックマンの最後の作品にふさわしい、いい意味で重いテーマの作品だと思った。
「人を傷つける夢」を見るローガンと、「人に傷つけられる夢」を見るローラの、ふたりの見る悪夢の違いの意味が最後の闘いに繋がってた。
ローガンは最後の闘いで希望をまもるために闘い、ローラは自分たち(の)希望を殺されないために闘った。
「人間は人生を変えることはできない。例え正しい行いをしても人を殺した烙印からは逃れられない」
「だから家に帰ってママに伝えなさい。谷から銃は去ったと」という西部劇『シェーン』の有名な台詞の引用と、ローガンの「背負って生きろ」という言葉はローラたちにとっては重すぎるけど、確かにそれは受け止めなければならない事実だということが切なかった。
そしてなにより、傾けられた十字架は「X-MENシリーズは終わった、ウルヴァリンは死んだ」ということをまじまじと自覚させられるラストでした…
嫌いじゃない、、ずるい、惚れた!!
綺麗な終わり方だった。
あまりにも老ぼれたウルヴァリンが悲しかった。
無敵の男でも、衰えて死んで行くんだ…と思った。
う〜ん、諸行無常。
そして、さすがR指定…とにかく生々しい!!
思った以上にグロかった。
だけど、この重みを演出するためにはいい判断だったと思う。
17年間、ウルヴァリンを演じたヒュージャックマン。
子どもとは思えない気迫の演技をしたダフネキーンちゃん。
BRAVOでした!!
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