劇場公開日 2017年6月1日

  • 予告編を見る

「感動の最終章」LOGAN ローガン Toiさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0感動の最終章

2017年6月3日
iPhoneアプリから投稿

X-MENシリーズは他のアメコミ映画とは違って、内容がとても重い。決して物事が良い方向にだけ進むということが無い。愛する者が容赦なく死んだりする。僕はそういう御都合主義でない部分が大好きなシリーズだった。
今作も決してハッピーエンドとは言えない結末であったが、同時に後腐れが全くない感動の結末であった。
大切な者を失いすぎたウルヴァリンは、自分は誰のことも愛してはいけないと卑屈になっている。そんな彼と一人の少女との間で生まれてくる家族愛には心を打たれた。初めは全く噛み合わない二人が、最後には真の親子になる姿。そして別れのシーンでは思わず涙を流してしまった。
最後の最後で初めて「愛」というものを知ることができて本当に良かった。
最近のアメコミ映画とは違いアクションメインではなく、人間関係がメインになっていてとても見応えがあった。
ヒュー・ジャックマンのラストウルヴァリンはまさに彼の全身全霊そのものだった。
ダフネ・キーンのアクションもさることながら、最後に見せる涙のシーンには感動した。

Toi