空海 KU-KAI 美しき王妃の謎のレビュー・感想・評価
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こういう作品は吹替えダメ絶対
吹替しか上映していないのでイヤイヤ観ましたが、日本語と中国語、今どちらで話しているのか吹替じゃわからない。多分日本人同士で話すときは日本語で話していると思うのですが、中国語を話して日本語を上から当てている時と、日本語を話していてそのまま日本語で流している時の演技に差があって、すごく気持ち悪い映画でした。内容どころじゃねぇや。
日中合作
中国の方の題「妖猫传」だと日本ではよく分からないから「空海」が分かりやすい。
白居易(中国俳優)と空海(日本俳優)の二人で物語が進むのもいい。両国のバランスもいい。
陈凯歌監督の映画は、「さらば我が愛」が芸術的すぎて今でも忘れられないが、
近年の陳監督の映画はよく分からないというか、世界観が攻めすぎてるというか、表面的すぎるというか。
そう!僕は表面的華麗より、もっと深層の美を観たい。
ただ今の時代的には、ずっしり深く重いものよりも、観客は、表面の映像美を求めているのかもしれない。
映画終盤、僕は楊貴妃の死について想いをはせました。ふかいかなしみを感じました。
世のかなしみ。
あの時代には本当に、李白、阿部、玄宗と楊貴妃、白居易、空海、が共にいた。
すごい時代だと思う。
白居易と空海は、李白や玄宗らとは少し年代が違うけど、今から見ればたかが20、30年の誤差。
あらためて、あの時代に行ってみたいなあと空想しました。
書きたいこと勝手気ままに書きました。
予習が必要なファンタジー
2004 年に夢枕獏が書いた原作「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」は未読である。空海が入唐後に同じ留学生の橘逸勢と協力して楊貴妃の最期を推理して回るという話だそうだが,この映画では橘逸勢の役割をそのまんま白居易に置き換えてしまっており,空海と白居易が史実でも年齢が近いのは良いとして,入唐後に長安の青龍寺に入山して恵果阿闍梨に教えを請うまでの間のいつの時点で知り合ったのかと言った話は全く語られていないので,最初から違和感全開の話になっていた。
例えば,日本で産出した食材をCの調味料や香辛料をたっぷり使って料理し,大きなCの食器に盛られたものを,Cの調度の整ったC風の建物の中で食べたら,きっとこの映画を観終わった後のような感想を持つのだろうと思った。主人公が空海である必要は一切なく,相棒が白居易である必要も特に感じられなかった。演出やカメラ回し,笑いの誘い方など,全てが BS で時々放送されているCの歴史ドラマそのものであり,テンポが悪く,盛り方が過剰で,しかも嘘臭かった。北京五輪の開会式のような胡散臭さがかなり気になった。
物語の下敷きには,空海の入唐と密教の修行,玄宗皇帝と楊貴妃の物語,日本からの留学生でありながら科挙に合格して玄宗皇帝に仕え,そのまま帰国せずに一生を終えた阿倍仲麻呂の物語,玄宗皇帝に招かれて楊貴妃の前でその美しさを讃える漢詩を書いた李白,玄宗皇帝と楊貴妃の悲劇から 30 年ほど後に長恨歌を書いた白居易(白楽天),玄宗皇帝に楊貴妃を殺すように求めた謀反人の安禄山などの話が盛り込まれているのだが,そのどれもが一切説明されていないので,これらの物語をある程度頭に入れてから見に行かなければ,恐らく何も面白くないと思えるに違いない。現に,私の2つ隣で見ていたどこかのオッさんは,上映中何度も大あくびをして私の不興を買ったが,遂に限界を察したのか,上映開始から1時間もしないうちに帰って行ったようだった。
玄宗皇帝と楊貴妃に対する阿倍仲麻呂の立場がまずあり得ないと思ったし,肝心な部分が全て幻術のせいにされてしまっていてますますリアリティを欠いていた。唯一の救いは,楊貴妃役の女優が本当に美しかったことと,空海役の染谷将太があまり表情を変えずに相手を正面から見て話す様子が,いかにもその後まもなく悟りを開く空海らしく見えたところである。空海は幻術を見破れるのかと思ったが,必ずしもそうでもなかったところが結構肩透かしであった。染谷将太はほぼ全編でC語で喋っているようだが,自分で日本語に吹き替えていた。
音楽は,何とクラウス・バデルトで,あの「パイカリ」の第1作で数々の神懸かり的な名曲を披露した人物である。本作では,単独のクレジットでなく,作曲協力などという名目のCの名前が追加されていたので,かなり合作なのかも知れない。そのためか,彼の美点がかなり薄まってしまったと思った。
この映画は,日本とCの合作ということだが,資金の出所はほとんどC側のようで,派手な CG やセットに惜しみなく金を使っていたという感じであった。最近,Cはハリウッド映画にも出資して,見返りにCを良く描かせたり,主役級のCのキャラを登場させるなど,印象操作に必死な感じを受ける。スターウォーズに突然Cのキャラが出てきて目障りだったり,古くはハリポタの恋人役がCだったし,ゼロ・グラビティで重要な役割を担っていたのがCの宇宙船だったりしたのは記憶に新しい。この映画は,ほとんど自国の観客向けに作られているのが明白であり,話の都合上日本でも公開したというのに過ぎないような気がする。唐の時代のあの国の歴史に多少明るい方でないと,恐らく私の2つ隣で見ていたオッさんのようになってしまうのではないかと懸念される作品である。
(映像4+脚本2+役者3+音楽4+演出2)×4= 60 点。
化け猫映画
夢枕獏原作の『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』の映画化ということで公開を楽しみにしてました。
空海を染谷翔太さんが演じ中国語をしっかりと話し演じしかも監督はチェン・カイコーとなれば見なきゃと決めてましたがまさかの吹き替え版の公開とは…。
これじゃ日本映画を見にきたのと同じじゃないですか!
演出が中国語ありきの内容なので日本語に吹き替えられる映像に違和感があります。
内容も原作を読んでないと分からない様な内容で陳腐なCGのオンパレード。
これは酷いと思いましたね。
主役が空海でなくてはならないという必然性がない。
ただの化け猫映画というだけ。
登場する人物や時代背景の詳細が描き切れていないためストーリーを理解する事が難しい。
原作で描かれている楊貴妃と玄宗皇帝の悲哀やミステリーの奥深さ空海が中国に何をしに来て何を成し遂げたのか、そして空海と橘逸勢とのコンビが織りなす摩訶不思議な世界観が何一つ描かれていなかった。
原作の事を置いて映画として見たときにも残念すぎる。
何を描きたかったのだろう。
タイトルと違うよね
これホラー映画でよい。
想像していたのと全然違う。
染谷将太さんを観に行っただけ。
映画の内容は薄いし怖いし、
一緒に観に行った家族は、
こっくりこっくり船を漕いでた。
黒猫ちゃんが化け猫役で出演
させられてイヤだった。
中国製はまだダメ
また酷い映画を見せられてしまった、この間観た「マンハント」も酷かったけど本作もまた酷かった、やはりまだまだ中国製品は辞めておいた方がいいようだ。原作の面白さを全て消してしまっており、橘逸勢の代わりに白楽天を置いたのだろうけれど、そこから間違っている、この作品の面白さは「陰陽師」で言うところの安倍晴明と源博雅、「シャーロックホームズ」で言うところのホームズとワトソンの掛け合いなのである、漫才で言うボケとツッコミであるのに、空海と白楽天は全く噛み合っていなかった。そのため染谷将太の演技も棒立ちか歩いているだけだった、物語もファンタジーに寄りすぎてしまいミステリー色は消えていた。日本のアニメでもう一度作り直して欲しい、原作のあと半分を読んで口直ししよう。
化け猫伝説…❓
当時の世界最大の唐の都を舞台とした、豪華絢爛なセットや衣装については、煌びやかさもこの上なく、お金掛けているし、中国マネーの力を感じる。
しかし、原作は知らないので、このタイトルからは、空海の伝記を元にした歴史大河ドラマかと思っていたら、全く違って肩透かし…。
期待していた分、正直、ストーリーについては、登場人物の設定も、30年の時間の隔たりも複雑で、よくわからなかったのが本音。
主人公も空海である意味はなんだったんだろう。謎を解くだけならコナン君でもよかったかも…(笑)阿倍仲麻呂と楊貴妃の関係も無理があった。
内容としては、楊貴妃の怨念が乗り移った化け猫伝説といった、ファンタジーでした。
莫大な制作費をかけた中国語"化け猫映画"。宣伝の仕方が幻術
観るのは止めないけれど、予告編にダマサれないように。"空海"という言葉を忘れて、頭をまっさらにして受け止めたい作品。
別に主人公は、"空海"である必要もないし、舞台設定が"唐の長安"ではなく、日本のはなしにすることもできる。つまり"白楽天"や"楊貴妃"さえも置き換え可能。このストーリー設定自体が妖術なので、まさに妖術映画である。
本当の主人公は、"化け猫"。ちなみに原題は、「妖猫伝」で、英タイトルも「Legend of the Demon Cat」。"子々孫々まで怨みたおします"という立派な姿勢は、化け猫界のレジェンドだ!!という意味だったりする。
夢枕獏の原作「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」も、せっかく空海と楊貴妃のキャラクター幻術で読者を惑わしていたのに、国際的な映画化で"妖猫伝"と本質を突かれてしまった。
では、映画の完成度が低いのかというと、そうでもない。カンヌのパルム・ドールやゴールデングローブ賞の実績もあるチェン・カイコー監督らしい、制作費をかけまくったスペクタクル作品。チャン・ロンロンの楊貴妃は美しいし、観るべきところはそれなりにある。
主演の染谷将太もいい。あの狂ったように出演作を重ねていた人気ぶりは、すっかり菅田将暉にお株を奪われてしまった・・・と思いきや、中国に行っていらしたのね。
本当は染谷くんが頑張った中国語のセリフが聞きたいのに、染谷将太吹替えを本人が中途半端にやる意味がわからない。
名前で選んだだけの吹き替え版キャストにイラつきます。吹き替えに丁寧さが感じられない。
要は、莫大な制作費をかけた中国語"化け猫映画"として見ればいいってこと。
(2018/2/24 /TOHOシネマズ上野/シネスコ)
美しき王妃の謎?全部謎。
映画館の予告宣伝見てモバチケ買ったものの、前評判があまり良くなかったので、あまり期待せずに観に行きました。
まぁ酷かったですねえ。
何が酷いかというとカメラワーク。3人が話すシーンが何度かあるのですが、話者が変わるたびにカメラが回る回る回る。ズームインやズームアウトも意図がない。寄るのも別に表情や視線を映すためとかじゃない。ただ間を持たせるために寄ったり引いたりするんですよ。もうね、目が回るし疲れました。
映画自体が終始そんなだから脚本、話の筋も「で、何なの?」って感じ。音楽音響も何か効果を期待して付けたものじゃないですから。どこで盛り上がっていたのかも分からないまま終わりました。
とにかくつまらない
原作がとても好きだったので観ました。
はっきり言って期待外れもいいところ。間延びしていて本当につまらなかった。久々のハズレ。原因は大きく2つ。
①原作改悪による作品の破綻
まず私は、原作を映画に合わせて面白く変えるのはどんどんやれ、大歓迎というスタンスです。
しかし、玄宗の執着と打算を前面に出したり、空海が無能で人が死んだり、とにかく改悪が多過ぎ。ちっとも面白くない。
しかも結末まで無理やり圧縮してるので、間延びしたり端折り過ぎたり、とにかく作品として構成が悪く、心理描写も本当に雑でした。
②空海がショボすぎる
ネタバレになるのでこれ以上は言いませんが、主役がこんな二流探偵扱い扱いでは面白いはずがない。
とにかく作品として破綻しているところもあり、大物監督とは思えないチープな作品でした。
長安の映像と高橋一生の声くらいしか褒めるところがない。
映画館で見る価値はありませんでした。
あくまでもファンタジー映画。歴史的人物の空海の姿はない。
原作者が夢枕獏という時点でファンタジー映画だとわかっていたが、空海のファンとして見逃せないと思い試写会で鑑賞。
ストーリーや役者は悪くない…が、空海を知らない人がこれが空海だと思われるのは困る。
空海の歴史的事実がかなり省略または創作されている事は注意していただきたい。
なので、歴史的人物としての空海を知っている人、または期待している人は『空海、ムーミン谷に満濃池を築造』という映画を観に行くつもりでいた方がショックは少ないと思う。
パチンコみたいなCG
封切り前に鑑賞。
あの巨匠がこんな駄作撮ったのか…。
物語自体は、原題の「妖猫伝」がしっくりくるし、日本語吹き替えで見たせいか、さらにのっぺりした印象を持ってしまった。
中国人キャストが中国語で話しているならまだ少しはリアリティーがあったかもしれない。
というか、陳監督ってとっくに終わった人だったのかな。
6年前に僕が書いた同監督の「運命の子」に感じたのとまったく同じ感想を持ったわ。
残念である。
中国西安からの留学生です。故郷は唐の長安城で、誇りを持っている。先...
中国西安からの留学生です。故郷は唐の長安城で、誇りを持っている。先月、日本へ戻る前、一度観ました。月末日本での上映を期待しています!必ず再び観ようと思う!
人の想い心から愛するとは何か
中国の色が強い映画
基本真面目なストーリー
、堅いけど、笑う所が隠されていた
本当の意味で人を愛する想うとは何か
教えられような気がした
様々なメッセージが込められている
また主演の染谷将太さん始め主演の方々の
演技も素晴らしい
苦労され撮影された事が結果として
でると思う.
日中の誇り、歴史の繋がりを意味する作品
さすが日中合作で、日中の精鋭を集めた甲斐のある作品!白楽天が『長恨歌』を作るために空海と共に楊貴妃の死の謎を解くという、空海というよりも白楽天が主人公っぽい作品だが、空海の冷静かつ沈着な性格と共に、白楽天の詩にすべてを捧げているという一途さが噛み合わさり、とても相性が良かった。一部怖いと思う描写はあったが、玄宗皇帝の裏切りや楊貴妃の悲しみが満ち溢れていた。白龍や丹龍、安部仲麻呂の楊貴妃を思う気持ちにも嘘はないのだと感じた。楊貴妃が豪壮と、華やかに美美しく描かれており、唐という国の華やかさ、壮大さを感じられた。安史の乱を想像できないような世界でもあった。
話は長いがテンポに緩急があり、とても深く見入れる作品でした!
CG技術はいまいちだったけど、鮮明な色使いと華やかさがあった。
《Pick Up People》
「白楽天」
流石の演技!"染谷将太"との日中タックでも素晴らしい連携を見せ、演技に魅了された。
2/15(木) TOHOシネマズ流山おおたかの森にて 試写会
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