「お金はかかってるんでしょうが・・・」空海 KU-KAI 美しき王妃の謎 亀さんの映画レビュー(感想・評価)
お金はかかってるんでしょうが・・・
事前にここを見て,空海の伝記は期待していなかったのですが,それでもひどくがっかりしました。
「空海」というタイトルは違和感ありすぎです。原題「妖猫伝」の通りで,あえて別の邦題をつけるなら「楊貴妃と化け猫」と言ったところでしょうか。
セットや動員数やCGなど,ものすごく金をかけているようですが,子供だましのファンタジーにしても30分でまとめる程度の話。飽きました。CG使いまくりすぎで見ていて疲れました。
ストーリーテラー役が空海である必然性が全くありません。日本での観客動員のためだけに阿倍仲麻呂や空海を登場させたのだろう,と考えればすっきり理解できますが,原作は夢枕貘とのこと。なんだか腑に落ちません。
ちなみに,平日に行ったせいか,まわりはご年配の夫婦ばかりでした。終演後は皆さんポケ~とした顔で会話もなく出て行きました。空海のお話を期待していらしたんでしょうね。お可哀相に・・・
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