劇場公開日 2018年2月24日

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「あの小説をよくぞ映画化できたものだ!!」空海 KU-KAI 美しき王妃の謎 Kitazawaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0あの小説をよくぞ映画化できたものだ!!

2018年3月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

当時の長安の様子といい、スケールといい、役者もすばらしかった。
原作を読んだ者として、残念だったことが2つある。まず、青龍寺の恵果との面会の場面や、皇帝に帰国の許しを請うエピローグの場面を重々しく取りあげて欲しかった。外国人には、とんちの一休さんと同類にみられているのではないだろうか?白楽天の活躍は良かったが、やはり橘逸勢(はやなり)を見たかった。そこで、スピンオフ作品として、平安の三筆そろい踏みの映画をどなたかに制作していただきたい。ストーリーは、楊貴妃は死んでおらず、阿倍仲麻呂や道士黄鶴のはからいで日本へ落ち延びる。30年後、長恨歌をたずさえて唐より帰国した逸勢の前に、長安で幻としてみかけた楊貴妃と瓜二つの女性に出会う。藤原薬子だった!! 配役は逸勢(濱田岳)、薬子(高岡早紀)、平城天皇(東出昌大)、嵯峨天皇(岡田准一)、檀林皇后橘嘉智子(有村架純)、坂上田村麻呂(役所広司)、藤原真夏(北村有起哉)、藤原冬嗣(平岳大)など、ほとんどが関ケ原のキャストで組んでみた。

Kitazawa