「子どもたちの目から見た、ヘンテコな大人の社会」世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方 天秤座ルネッサンスさんの映画レビュー(感想・評価)
子どもたちの目から見た、ヘンテコな大人の社会
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あぁ!なんて可愛らしい!!もうその一言に尽きる。出てくる子供たちが全員一様に可愛らしくてたまらない!そんな彼らが歌って踊って走って笑って燥ぎまくるミュージカル。「大人」が壊してしまった「子どもと老人だけの完璧なメルヘン」の世界を取り戻すため、幼稚園児たちが奮闘する姿が描かれるけど、だからって別に社会風刺もアイロニーも問題提起も別段なくって、ただただ大人の作った社会を気持ちがいいほど爽快にぶち壊していく子どもたちがそこにいる。まるで「世界」という名のおもちゃ箱の中で子どもたちが文字通り、走り周り、遊び跳ねているだけの映画なのだ。そしてそれで良いのだと思う。話とかはもはやどうでもいい。この世の映画すべてが「作り話」なのを分かった上で、とても楽しい「ホラ話」を見せてくれた、という感じ。
きっと出演していた子役たちにとって、この映画撮影がきっと楽しかっただろうなぁと思いながら見ていた。だって普通なら体験できないようなことを次々にできるんだもの。彼らの本当に楽しそうでみんないい笑顔をしている。のびのび走ってのびのび遊んでいる。そういうのを見るだけで、ちょっと私は癒されましたよ。まったく。
本当は大甘に甘くして☆4つにしょうと思ったのですが、やっぱり冷静にここは☆3.5で。でもなかなか満足の☆3.5でした。
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