「秘密基地に入れて欲しい(笑)」世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方 ちな姉さんの映画レビュー(感想・評価)
秘密基地に入れて欲しい(笑)
KADOKAWA富士見ビル1階神楽座にて、映画ランドさんで当たった試写会で鑑賞。
ドイツの中心にあり何もかもが平均的ということでモニター村に選ばれた村で、大人たちは普通が一番と言い、決して普通ではなかった老人たちは老人ホームに閉じ込められてしまう。祖父母たちを救い出そうと立ち上がったのは、保育園に通う幼児6人組と、アカハナグマ1匹……。
このお話の主人公は、4歳児6人組で、その6人は、いわゆる子役ではなく、オーディションで選ばれた、演技経験のない子たち。
そして、日本語吹替版でその声を当てたのも、吹替経験のない子たち。
その子どもたちが、どちらもとても生き生きしていてよかったです。
あと、アカハナグマが大活躍(笑)
何というか、子どもの好きなもの・好きなことを詰め込めるだけ詰め込んだ、おもちゃ箱を派手にひっくり返したような映画で、ツッコミどころは満載なんですが、ここは、冷静に突っ込んだりしないで、子どもと一緒に無邪気に楽しんでしまうのが正解かと。
普通が一番とされ、ちょっと変わったことをすると睨まれる、というのは、日本ではよくあること。
日本の子どもたちがこの映画を観て、いろいろなアイディアを出すこと、それを実現するために挑戦すること、についての勇気を受け取ってくれたらいいなと思いました。
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