わたしたちのレビュー・感想・評価
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誰にでも経験あるなあ
いつも独りぼっちのソン、そんな時夏休み前に転校生のジンと仲良くなる。しかし学校が始まるとジンは、無視、また独りぼっちに逆戻り!ソンの煮え切らない姿にイライラしたけど映画は、ラストにそんな答を見せてくれる。弟の言葉 それじゃあいつ遊ぶの?が泣ける。
大人同士の関係が子供たちに与える影響
小学校4年生のソンは、いじめられっ子。
そこへ、転校生のジアがやってきて、お友達になるけれど…
韓国のスクールカーストを描いた作品。
とても胸が痛くなる程にリアルな作品だった
貧乏な家の子は蔑まれ、頭の良い子は妬まれる
両親が離婚して育児放棄された家の子は嘘をつき、人の家庭について、あることないこと噂する
子供たちに起きていることは、まるで大人社会の縮図を見ているよう
子供たちに「仲良くしろ」と言うのなら、まず、大人同士が仲良いところを見せるべきだし、つまらない噂話をやめるべき
なかなか難しいことかもしれないけど、子供たちは大人が思っている以上に大人にことを見ている
大切なことは、仲良くしたいなら、自分から、その人に向けて第一歩を踏み出すこと。
他人の視線は関係ない
胸がいっぱいになる
文句なしの星5つ。若き女性監督ユンガウン氏のほとばしる才能を見出し導いたイチャンドン監督の功績は大きい。友情、裏切り、嫉妬といった複雑な感情に戸惑い葛藤する子どもたちの姿をリアルに描く、一方で、友とじゃれ合ったりパタパタと走ったりする姿などまだ子どもらしさの残る屈託のない表情や仕草も余すことなく捉えていて、10歳という年齢特有のはち切れんばかりの生命力と不安定さの同居した様子を見せつけられ、胸がいっぱいになる。4歳の弟の欲求や感情のシンプルさと対比してお姉ちゃんの苦しみや葛藤がますます際立つ。4歳児は荒くれ者だが天使でもある。群れの中における人間の残酷さにさらされながらも、貧しくとも愛情深い家族の大きな何かに包まれて育っている主人公が静かに見せる芯の強さや正義感や誠実さに、人間のレジリエンス、生命力を感じる。10歳の少女をとおした人間讃歌。本当に子どもたちが可愛くて、パンフレットを買って何度も眺めては切なくも幸せな気持ちになっている。
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