「1.5倍速くらいで観たら楽しいかも」ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 ゾンビさんの映画レビュー(感想・評価)
1.5倍速くらいで観たら楽しいかも
マンガの実写化って原作未読だと楽しめないものが多いなか、本作も(配慮は感じますが)そんな感じなんですけど、原作読者にしてみても「ひとつひとつの画は再現性が高いけど…」程度でした
コスプレとかセリフとかキーアイテムとか(そうそうこんな感じ!)とは思うのに、映画としてのつまらなさが拭いきれない
それはすべて「鈍重さ」に理由があるんじゃないかなと思いました。
まず「しゃべりが遅い」んですよ。
いくらマンガのキャラでもそんなにのんびりと話すやついないよってくらい。
違和感とイライラがオラオラ!
そして「前置きがクドイ」んです。
仗助の家庭でのシーンを省いちゃうと闘う理由に説得力がなくなることもわかります。
敵のキャラクターが濃くないとカタルシスも得られないので丁寧に描きたくなるのもわかります。
ただ、それをもってしても初見の人にはわかりにくい点が多そうですし、テンポも悪いんじゃないかなぁと。
ため息と眠気で無駄無駄!
『世にも奇妙な物語』チックな“日常の片隅にある恐怖”ってのを描くのには成功してるかもしれませんね。
ただせっかくティーンがターゲットなんだから、もうちょっとライトでポップなノリにしてもよかったんじゃないかなぁと思いました