「これは杜王町ではない」ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 ヒートこけしさんの映画レビュー(感想・評価)
これは杜王町ではない
原作ファンとして言わせてもらうけど死ぬほどつまらん…心躍る瞬間が皆無。小手先で弄ったスペインの街並みを映して「杜王町でござい」と宣う根性に呆れた。ジョジョのキャラクター達が確かに居ると信じられる杜王町ではない。やれやれだぜ
ただ原作とのイメージの違い(虹村兄弟は2人とも良かった)とかよりも映画として壊滅的なテンポの悪さの方が問題だと思う。ひとつひとつの台詞とかアクションの間をタメ過ぎ。あくびが何回も出たわ
音楽もショボかったな。ジョジョ特有のオノマトペを感じさせることができないのは映像だから仕方ないとして…折角スタンド名がバンド名とか曲名からとられとんやけん例えばクレイジー・ダイヤモンドが出た時はピンク・フロイド流すとかあるだろ!それは映像でしかできんことだろ!そういうのをやれよ!
オッと思ったのは原作ではレッド・ホット・チリ・ペッパーだったのが「あのスタンド」だったことやな。でも「あのキャラ」は「静かに暮らしたい」んだろ?なんで自分から首突っ込んでんの?バカかよ!
第三部との繋がりが語れんばかりに虹村父があのような姿になってしまった理由を「バチが当たった」としていた。どんなバチよ!
個人的に『ジョジョ』は今年初めての「面白くない」作品。原作ファンとしては結構期待しとったんやけどな…