劇場公開日 2017年8月4日

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「ジョジョの実写化としてなら及第点」ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 三日月キリンさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ジョジョの実写化としてなら及第点

2017年8月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

ジョジョ既刊全巻読了

そもそも実写化不可能なのは、原作ファンなら了承済み。
その上でどこまでシリアスなものとして実写化できるのか?
というのが争点になると思う。

おそらく今後のストーリー展開のため、
原作と異なる点は細かくあるが、
ジョジョの奇妙な冒険で描かれる黄金の精神については、
何とか描かれていたと思う。

映画は、アンジェロと虹村京兆との戦いを描いているが、
バトルについては十分表現できていると思う。
問題は、承太郎と仗助の髪型である。

まず、丈太郎は原作を再現する必要がなかった。
なぜなら、全く本筋にかかわらないからである。
これのせいで、ギャグ感が増してしまった。

仗助については、髪の毛を指摘されるとキレるという性質があるので、
やむをえない部分があるが、
只のリーゼントにで十分だった。
後ろの羽根は不要。
おそらくこの髪型のエピソードも触れないからだ。

原作リスペクトはいいが、
見た目を寄せようとしすぎると無理があるのは明白なので、
基本的に雰囲気だけ似せてればいいと思う。

ジャンプ作品では銀魂が公開中だが、
銀魂よりはいい映画だと思う。
というのは、実は原作の4部はもっと軽い感じの漫画である。
しかし、映画は終始暗い雰囲気であった。
これが、笑いなのかシリアスなのか中途半端な感じではなく、
シリアス方向で統一されているのが見やすい映画ではあった。
せっかくなので、髪型をやり直して、
普通の髪型で取り直したほうが、より良い映画になると思う。

三日月キリン