「自然な流れが凄い」ハローグッバイ シゲちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
自然な流れが凄い
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良い映画って、俳優が演技をしていると思わせなくて、これからどうなるんだろう?って不思議な感覚を覚える。
同じクラスのはづきと葵。
はづきは元彼の子供ができているかもしれないと悩んでいた。
葵はいつもひとりぼっちの優等生。委員長でお嬢様だが、実は万引きの常習犯だった。
この二人が、ボケて徘徊していたお婆さんの悦子が階段で転んでいるところに出くわした。
はづきと葵は、これがきっかけで、お婆さんの手紙を届けることになる。
悦子が口ずさむ曲を茅野耕介がピアノで弾くシーンは、涙が溢れる。
最近、ラブコメやこれでもかと泣く映画が溢れているけど、二人の同級生の絆をお婆さんと3人で描く自然な映画。
終わり間際に、「安心して、明日から話しかけないから」もうこれで別々だからねと言って別れるが、そこが良い。
まるでバラッドのような映画だった。
横浜の伊勢佐木町のジャック&ベティでしかやってなかったけど、ほんとに観て良かった1本。
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