デジモンアドベンチャー tri. 第4章「喪失」のレビュー・感想・評価
全9件を表示
リブート後の冒険は良いが……
リブート後にパートナーデジモンを探すために冒険に出る話はワクワク感があって良かったです。また究極体への進化で昔の強敵を倒すのもあつかったです。
ただ全体的に冗長なのでもう少しコンパクトにして欲しかったです。子どもたちをばらけさせたのに、少しして歪みによって全員集合するところを映像にする必要あったかは疑問でした。まぁ空とピヨモンの話が進む箇所なので必要かもしれませんがテンポが遅いのが難点。
恐るべき遅速…ある意味ギネス級かも。
「デジモンアドベンチャー」劇場版シリーズ第6作。
「デジモンアドベンチャー<tri.>」六部作第4部。
レンタルDVDで鑑賞。
リブートされたデジタルワールドで、太一たちは一からパートナーデジモンとの絆を築き上げようと奮闘。誠意と優しさを持って接したお陰か、これまで通りの仲を取り戻すことが出来て安堵する面々。ひとりを除いて、でしたが…。
空とピヨモンの関係がなかなか上手いこといかない…。前作で思い切り伏線を張っていたので、こうなるだろうなとは予想していましたが、これはなかなか辛いよねぇ…。拒絶のされ方が激しくて心が痛くなっちゃいました。
それにしても、このシリーズの特徴なのかもしれませんが話が全然進まない! わざとダラダラやっている感じが否めませんでした。もうちょい削れたやろ、みたいな(笑) 第3章か第5章に組み込んで、1章分減らせたんじゃなかろうか?(笑)
ひどい展開
この章で空とパタモンの話をやるためだけに、パートナーデジモンの記憶を全消去するとは思いませんでした。
メイクーモンは初期化されず、パートナーもすぐに究極進化できるならやる必要なかったのでは...。
見どころはローダーレオモンぐらいです。
繋ぎ感は否めない
リブートにより記憶をなくしてしまったパートナーデジモンとの再会を求めて再びデジタルワールドへと旅立った太一たち。
記憶がないゆえにぎこちないながらもそれぞれのパートーデジモンたちとの関係を修復していく一行の中、警戒心を解かないピヨモンとの距離を埋められずに傷心する空。
そんな一行の前に立ちはだかるゲンナイの姿をした謎の人物と芽心が来ないことで怒り悲しみ狂うメイクーモン。
デジタルワールドを舞台にした冒険が再び始まる第4作目。
まずなんというか前作であれほど最終手段的扱いだったリブートのダメージが少ない笑。
空とピヨモン以外はほぼみんな名前を知らないってだけで全然関係に問題が生じてなくて、秒で打ち解けてる笑。
良いことなんだがじゃあ前作であんなに悩んだ尺はなんだったんだって思う笑。
しかし今回そのリブートの分を修復するための回のようでほぼデジモンと太一たちの関係を再構築するためのいわゆる日常回的な面が強い。
パートナー同士以外の絡みは面白かったけど4作目まで来てそんな悠長に尺使ってる場合なんだろうか話あんま進んでない印象受けたけどなぁ。
あと進化の尺が長くて流石に飽きる笑。
昔のテレビシリーズ版のように初の究極体以外はワープ進化で省略してもいいと思うけどなぁ。
批判しまくったけど空を心配するヤマタイチとかエンディングソング超懐かしかったりとか良いとこもちゃんとあった笑。
あと2章でちゃんとまとまって終わるのかすごく不安だなぁ。
今回も今後の展開が気になる終わり方
デジモンとの友情という一つのテーマを一貫していて良かった。胸が熱くなるシーンもぼちぼちあった。
「あの頃」のデジモンは面白かった。そして、大人になって色々経た自分を結局ここまで熱くさせてくれるこの映画は素敵だと思う。
ところで、メイクーモンの「メイ〜」という叫び声が耳をつんざきすぎて少し不快だった笑
前章から急に面白くなったもんだが、あと2章で果たして完結するのだろうか、という不安はある。あと3章やってもいいんですよ。
デジモンはワープ進化を「喪失」!
タイトル通り、デジモン達は、『デジモンアドベンチャー』で格好良かったワープ進化を、「喪失」しています。結果的に、進化のシーンが長すぎて、少しストレスがたまる。しかも、全デジモンが一段階ずつ進化するというのを、統一しているならまだしも、アグモン、ガブモンはすっ飛ばし、テントモン、パタモン、ピヨモンはするというテキトーさ。
そして、見終わった後に残る「?」の連続。結局、姫川の自己中計画のストーリーと、何故か記憶も取り戻さず、なあなあで、仲を取り戻す空とピヨモン。そして、あの長かった冒険の間に、徐々に成長してきた「無印」を無視する、いきなり究極体への進化。つまり、あの夏の感動的な冒険は、ほんの数日グダグタ劇で、それを凌駕してしまう…。ここで、一つ言いたいのは、小学生の時の空たちは、なんだったんだ!高校生で記憶喪失のデジモンを究極体に出来るなら、小学生の時でも、余裕で行けるよね!と。
ここで、なぜ、小学生の時は、無理で高校生になって、デジモンを究極体に出来たのか?空とタケル以外は、絶望を超えるという点で納得はある程度までは、行った。しかし、空とタケルはこの第四章で、何を乗り越えたのかが、明示されていない。結果、頭に「?」が浮かんでしまった。
そして、西島は、なぜデジタルワールドに来ない?お前しか姫川を止められる人物はいないだろ!と言いたくなるストーリー。お前は「選ばれた人間」だったんだから、バイフーモン使って止めろよ!と思ってしまった。しかも、デジヴァイスあれば、お前も行けるだろ、姫川行けたんだしと、思ってしまった。
「ゲンナイ」さんの暴走…と同時に、ピエモンとピノッキモンの2体のダークマスターズはリブート後、出てない、「喪失」している。中途半端になぞるくらいなら、新たな敵にした方が、良かったのでは、と思ってしまった。そして、「ゲンナイ」はホメオスタシスにつかえる存在である。(アニメ中のゲンナイの発言より。)ということは、そもそもデジモンが人間界を征服した世界を作りたいということを、ほざいていたが、だったら選ばれし子供達が、何故デジタルワールドに来れたのか?疑問が残る。そもそも、入れなければ、自分でメイクーモンがパニクって、色々とやらかして、くれるからそっちのほうが、ホメオスタシスにとっても、ユグドラシルにとっても好都合ではないか。となってしまうと思う。
そして、第一章を思い出して欲しい。大輔たちは、D-3の効果で服が変わっていた。タケルとヒカリは…変わってない。まあ、細かな矛盾なので、気にしないこととする。しかし、大輔たちは、どこにいる?第四章だぞ!リブートに巻き込まれ、デジタルワールドにいた場合…存在抹消の可能性がある。その場合、今後出てこないとなると、02の最後と矛盾する。となると、現実世界でない、デジタルワールドでもない、どこにいるのか?今後が見ものだ。
後、バクモンって、このちょい役は何?しかも姫川のゲシュタルト崩壊…怖いよ!「思い出しなさい!」とリブート後の子に言っても意味ないことを理解してない低能さ。選ばれし子供達見てれば、わかったでしょ!崖の上から、「ゲンナイ」と見れたでしょ!と突っ込みたくなる。
結果、姫川は人間アンチのイグドラシルに付け込まれ、利用されているとしか、思えない。
そして、リブートした?何故、究極体が?の第三章の伏線が回収されていない。一体、どこで記憶喪失とそうでない一線が引けれているのか?説明が欲しい。
思ったのは、この第四章は特に、ストーリーが手抜き…これ単発として、見ただけではあまりにもつまらない。この長い時間の多くを無駄なシャッフル(テントモンが光子郎を大切な存在と気づくなど、微々たる効果はあるが…)というあまり必要ないシーン、そして、姫川の過去で何故?と思わせた挙句の次回作へのお預け(お預けなのかどうかも少し疑問)、進化時間長い飽きるなど、言わば、この第四章のみへの、不満は多い。(それ以外でも、子供たちの作画とか、最初からのもあるけど。)
後、一つ昔(姫川世代)のデジモンは、小説で述べられていた子供たちとデジモンと見て間違いない。四聖獣への進化、それにともないメガドラモンのみがあぶれる。しかし、四聖獣はシェンウーモン、チンロンモン、バイフーモン、スーツェーモンの他に、この四体を束ねる存在、ファンロンモンが存在する。つまり、メガドラモンの昇天から、メガドラモンのファンロンモン進化とともに、封印された可能性があるのではないかと考える。(参考までに、オロチモン→シェンウーモン、トリケラモン→チンロンモン、ローダーレオモン→バイフーモン、ヒポグリフォモン→スーツェーモンに進化)
つまり、この仮説において、姫川は倒されたメガドラモン(バクモン)ではなく、ファンロンモンに進化して、封印されたバクモンであるため、その封印を、リブートによって、無かったことにするという意味での、リブートであれば、まだ辻褄が合う話となるが、そうでないなら、姫川はただの自己中というだけのストーリーである。ファンロンモンのデジモン図鑑の記述に封印されたのような記述も見受けられるので、間違いなく、西島も封印と言っている。
ここで、過去は四聖獣によって安定していたものが、初期化するというリスクを、今後、太一たちがどう乗り越えていくかが気になる。
これは、個人的に良くなって欲しいし、デジモンが好きだからこそ言っているのであって、決してアンチなどではない。
ここで、問題となるのが、脚本家しかり、監督しかりが、ちゃんとデジモンアドベンチャーシリーズを見て、02の大人になるまでの間を埋めるために、しっかりと見て研究したのかが、疑問になってきた。わざとやっているのなら、納得するが、そうでないなら、作品への、侮辱になりかねないということを、理解して欲しい。中途半端にやるなら、アドベンチャーという冠を付けないで欲しい。何故、アドベンチャーの続編として、triをやったのか?何故、続編という位置付けにしたのか?それがどういう意味なのか?その答えを、第六章までに出してもらえることを期待する。
そして、これは映画だ!観客は金を払って見に来ている。それに相応しい一つ章の構成を考えて欲しい。ぶつ切り過ぎて、焦らされる、イライラがある。ある程度までの一つの章ごとの落とし所を、作って欲しい。特に、この第四章は、それに欠けている。このようなストーリーがいまいちだと、全力でやってくださっている声優さんたちに失礼だし、何よりも見ているファンに失礼!音楽と静止画でごまかすのは、論外!
今回、評価できた点、ヘラクレスカブテリモンとホウオウモンが必殺技を言って、必殺技を出したところ。(どうせなら、セラフィモンも混ぜたやれよ。あのシーン一緒に究極体なってんのに、言わずに、攻撃しちゃってるし。)と過去の小説を元に、四聖獣の選ばれし子供達に触れた点。
結論として、何周も見ることを推奨!とにかくわかりづらい点もあるので。そして、何回も見ると、段々しっくり来て、少し良いと感じたので☆4
まあ、今回はこのへんで、筆を下ろすとして、ごきげんよう!
1時間20分 なにを見せようとしたのか
私はデジモンシリーズが好きで、大体の作品は目を通してます。
tri.も例外ではなくこれまでの3章までも文句を言いつづけながらも公開初日にPS storeで購入し、見てきました。
3章の最後で太一たちは苦渋の決断でパートナーないしはデジタルワールドをゼロに(リブート)する事で危機を脱しました。
そしてパートナーに再び会うためにデジタルワールドに再び舞い降りたところで、3章は幕を下ろしました。
そしてこの4章となるわけですが、酷い。
内容の無さ、全体的な脚本、演出が絶望的。
これまでの話でダラダラではありながらも進めてきたストーリー。(メイクーモンとはなんなのか。姫川の目論見とは? など。)
この姫川の目論見については冒頭と物語中盤で触れられ、姫川がかつてのパートナーに会うことを望んでおり、それのためにイグドラシルとの接触を果たした。と説明されます。
4章にて進んだ話はこれだけです。
さらには随所に見られる時間稼ぎとしか思えないシーンがこの映画のスカスカ具合を加速させています。
例えば中盤、子供達とデジモンがシャッフルされ、3人1組程度に別れて行動する場面がありますが、そのほとんどが紙芝居のような動きのない絵で進行していきます。
その間特に精神的に成長したような描写もなく、そもそもパートナー同士ではなくバラバラにシャッフルされてるため絆どうこう言われても薄い。
そんななかゼロからのスタートとなったパートナーデジモン達がかつて丸一年かけても到達できなかった究極進化に続々と覚醒してく様はカタルシスのかけらもありません。(進化バンクもしつこく、長い)
話の都合上仕方ないといえばそうなのかもしれませんが、ならばそもそもリブートなんて展開にしなけりゃ良かったんじゃ?と思わずにはいられません。
忘れてはいけないのはtri.は全6章であるということ。
先ほども言った通り4章で進んだ話は姫川関連のものだけなんです。
このtri.の物語において太一たちはどういう役割を持っているのかがいまだ不明瞭なのが非常に不安です。
別に太一たちがいなくても話進められるんじゃないのかと思えてしまいます。
でもそれじゃあ困るんですよね。だってこれは"デジモンアドベンチャー"の続編なんだから。
あくまでも太一たちが考えて行動して、その先に困難があってそれをデジモンと力を合わせて解決する、というのが話のメインであるべきでは?
ぽっと出のキャラたちの過去にこんなことがあった!というのを見たいんじゃないんだとわかってほしい。
それで4章はメイクーモンが暴走するシーンで終わりますが、それ何回めなのかと。
また結局リブート前と状況変わんないじゃ?
毎回おんなじ事の繰り返しを見せられてるだけでなんの進展もないです。
3分の2を終えた時点でこれはあまりにもヒドいと思います。
02のキャラも最初の最初っから示唆しつつももう4章まで終わっちゃいましたよ?
もうなんか色々腹が立ってくる作品でした。
少なくとも私が見たかったものはこんなじゃなかった。
デジモンというコンテンツに愛が感じられない。
ファンの人たちに対する愛が感じられないです。
良いところはAIMさんの歌声だけでした。
全9件を表示