「「ケイ」不在のサクラダ」サクラダリセット 前篇 MAMoさんの映画レビュー(感想・評価)
「ケイ」不在のサクラダ
原作小説のファンで封切直後に見に行きました
主人公の性格の違いが映画そのものの雰囲気を小説と一変させてしまっていました
私のイメージの中では小説のケイはいつも微笑んでいます。誰にも心配かけないように。みんなが不安がらないように。そして、自分の内面にだれも踏み込んでこないように。だから追いつめられたケイはちょっと困った顔で微笑んで「大丈夫だよ」っていうのです
それを狙ったのかもしれませんが映画の主人公は笑いません。いつも苦しんだ表情で無口。雰囲気からは他人に対する気づかいは感じられず、まるで軍人のよう。「サクラダ(祝福された)町」がまるで監獄のように感じられました
他の配役はまさにイメージ通りでした。
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