「"國民の創生"」バース・オブ・ネイション 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
"國民の創生"
映画の作品と監督個人の問題は関係ないようには思えない、物語の内容と個人が犯した事件。
そんなんがノイズになり、せめて主演俳優が別の誰かだったら、今現在でも終わりが見えない人種差別問題、神の存在で奮起する人々、それを理由に託けて、そんな考えで観てはダメなのは承知の事実。
反乱を起こしてからの行動が、いくら何でもお粗末というか賢さが微塵も感じられない、前半部分は丁寧に描けている反面、実話と言えども後半からの演出に雑さが見受けられる。
様々な環境の中、境遇が違えば思いや考えも其々で、奴隷としてドウ行動するか、想像も出来ない葛藤が。
劣悪な状況で悪徳ブリーダーが猫や犬を扱うように、人間を人間がペット以下に、こんな類の映画ばかり観ていると白人に嫌悪感しか持てなくなる。
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