君の膵臓をたべたい(2017)のレビュー・感想・評価
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若者に認められるという事
個人評価:3.0
とっても近代の邦画らしい作品。
今の若者達が映画という作品に何を求め、何を求めないか。本作を人生ベスト邦画にあげる若者達の映画の見方がよくわかる作品だ。
邦画映画という日本の文化がますます変わり、衰退に向かう。若者をターゲットにした作品にしか予算がつかない現実。そしてその層が日本の映画館を支えている。負のスパイラルは止めようがない。
ただ決して本作が悪い作品であるとは思わない。浜辺美波という女優を、いかに可愛く撮るかに長けた作品ではあるし、こういった作品で映画館が潤い、若者の映画離れを防いでいるとも思う。
本作の監督、または役者が次に何を作り出すかだと感じる。
切なく透明感のある作品
浜辺美波さんが、不治の病に冒された女子高校生の切なく揺れる心情を丁寧に演じていました。
北村匠海さんが、物静かな物言いと穏やかな物腰で春樹を熱演されており、咲良と交流を深めていくうち、徐々に周囲の友人達に心を開いていく姿に好感が持てました。
「共病文庫」に書き留められた咲良の心情。これ程までに心に寄り添い本音で語り合えた春樹の存在は、咲良にとって誰よりも心強い存在だったのかも知れません。
残された娘の人生を、思うままに青春を謳歌させてあげようとした母親の涙が印象に残りました。
日テレを録画にて鑑賞
ずっと気になって
いたが公開時に見ることができなかった。
小説版、アニメーション版、実写版が出るのだから楽しいんだろうなとは思っていたがやっと観れた
感動しました。
ストーリーももちろん良かったが、
演技がとっても良かった。
特に北村匠海の高校生役がはまって感情移入がしやすかった。
後半になるとタイトルの意味が分かる構成になってます。
4字に略せるタイトルは潮流です
さくらははるきが、ひとりで生きていることを、称賛している。
さくらは、周りに友達や家族がいて、わいわいやらなければ生きられない。
だから、はるきのような生き方がすごい。と見ている。
が、現実的には、はるきの生き方は、最も楽な生き方だと思う。
それがティーンでも、壮年でも、はるきのような生き方が、いちばん楽だ。
むしろはるきは、現代人のモデルと言っていい。こんにちの社会では、多くの人間が人とかかわりをもたず、はるきのように生きている。
現実では、その単なる個人主義を、独立独歩とか孤高とか──のような好意的解釈は、しない。
それがこの物語の仕掛けであると思う。悪く言えばカラクリである。
なぜなら、うだつのあがらない暗い男が、たいした必然性もなく、ある日を境に、とつじょ美少女に絡まれることが、かれの個人主義に因由しているからだ。
それは男子にとって、この上ない僥倖である──にもかかわらず、好ましい悲劇におさめるために、かれは、その僥倖に、ぜったいに浮かれない冷静を持ち続けなくてはならないのである。
そのようにツンがぜったいにデレにならない男子が、若年層男女の需要を満たすのであれば、このキャラクタライズはカラクリである。
男子と女子、双方の理想に基づいたカラクリ──なのである。
もともと死ぬ映画なので、お涙頂戴になってしまう線形を、いかに非線形に料理するかに、焦点があったと思う。
それをかんがみると、この物語は、すこしも悪くない。変節はないにせよ、ティーン需要を過不足なく満たしている。と思う。
でも個人的には、まだ甘すぎた。
がんらいわたしはこの映画がターゲットしている層ではない──こともあるが、甘酸っぱい、とまでいかず酸味を欠いた。
が、それは、ややヒネくれた、涙腺刺激系にたいする嫌バイアスを持っている個人的感慨であって、世間の高評価はわかる。
ただ、この映画は海外でもI WANT TO EAT YOUR PANCREASとして、実写もアニメも、相当高く評価されている。rottenもimdbも予想をはるかに上回っていた。とりわけアニメ版の評価は高すぎるほどに感じた。
批評家のレビューでも、お涙頂戴=センチメンタルポルノの語さえ殆ど見なかった。
その理由は、外国人の日本モノにたいする+αもある、とは思うが、きみすいには、ひとつ、ぜったいの普遍がある。
それは、これから死ぬという人間が、交わりたい人として、その死を「あ、そう」と、捉えてくれる人を、誰よりも必要としている──という普遍である。
何度見ても泣ける
不器用な僕と自由奔放なさくらが少しずつお互いを信頼していく姿に心が打たれます。
なんと言っても最後のシーンは予想を遥かに上回り涙が止まりませんでした。
映画館で見ても、サブスクで見ても、地上波で見ても何度見ても泣けてしまう作品です。
結論ありきで見ることで素直に見れて良かった
最初に結論がわかっていたから推測することをしないで、その時その時のキャストの感情を受け止めて見ることができました。
本当に強い女の子だなって涙した。めちゃくちゃ泣いた。その子に憧れを抱いた男の子を実は自分に無いものを持っていてそれが羨ましいって書いた女の子にくそ泣いた。
もうなにがいいって誰も自分の為じゃなく誰かのために感情が描かれてるのがいい、親友の性格の悪さもその子を思って空回りしてるだけだし。
とにかく、最高に良かった。この映画に今さらたどり着いたのも俺の運命ではなくさだめなのかな?今だからこれだけすっと心に染み渡るのかな?笑
待望の実写版視聴。浜辺美波と北村匠海が初々しい。実写版特有の現代パ...
待望の実写版視聴。浜辺美波と北村匠海が初々しい。実写版特有の現代パートもよく考えられてる。星の王子様や名前の件等、原作もかなり深く考えられたストーリーのようですね。
しかしねえ〜、題名や最期、どうしても狙ってる感が拭えない。素直な心の若い時に見たかった。
若者よ!見よ!そして泣け!
キャッチーなタイトル
ちょっと残酷な脚本。
桜良には北海道旅行をさせてあげたかったな。
きっと「僕」は、この経験を胸に素敵な教師になることでしょう。
「君の膵臓をたべたい」とてもキャッチーなタイトルですね。ヒットした要因のひとつかもしれません。
桜良への返信
遅咲きの桜をキミと一緒に見たかった
不意の別れから何度でも思う
思い出す..じゃないんだ
まだ、キミはボクの日常に毎日こんなにも
息付いているのだから
明るくて無茶振りも何故か許せた
どんな時でも笑顔が眩しかったよ
今度彼の世で逢ったら、キミの名前を
真っ先に呼ぶから、どうか気長に待っていて欲しい
「桜良、
また会えたね!
最後の宝物、恭子さんに渡せたよ」
余命1年から生きることを学ぶ
余命1年が宣告されている中、クラスの人気者のさくらは、病気とは感じさせないようにいつもと同じように明るく振る舞う。
地味な主人公からの小さな憧れであり、病にもかかわらず、普通に振る舞えることを疑問に思っていたが、実はそうではなかった。
死に対して1人で恐怖を持っており、ひそかに涙の流す時もあったと、共病日記には記されていた。
共病日記を残すこと、自分自身と向き合うことができる主人公といられる時間がさくらにとって生きる支えになっていたのだなと感じた。
宝探しの手紙にも、自分と常に向き合える強い主人公が憧れであったこと、もっと周りとも心を通わせて一生懸命生きて欲しいと書いてあった。
その言葉は主人公に一生刻まれ、膵臓は食べていないがこの先の人生で主人公の記憶に残り続けるのだと感じた。
この作品を見て、1日の価値は誰にとっても同じものであり、主人公のように自分自身と向き合える強さ、芯を持つことが大切だと感じた。またそれと同時に、さくらのように人と心を通わすことの充実感も感じた。
最後に、臆病で葬式に来ないこと、いつか共病文庫を取りに来ること、全て桜に見透かされてて笑えた。
感想
・ホテルのシーンはあそこまでやるならベッドシーンも入れた方がいい。
・病に関して言えば、膵臓での寿命は無理があるので、Borrmann4型胃癌あたりが妥当。
・最期は、通り魔かよwって突っ込みたくなる。
・成人のキャストは数字とるためだけだろうが、正直いらない。
・Mr.children 「聞こえる」はすばらしい音楽
上記を総合すると重度ティーン映画という感じでしょうか。
余計な事して感動し損ねた
毎度毎度思うのですが、
「ラスト、タイトルに涙する」というキャッチコピーは心底余計です。
住野よるのデビュー作にして代表作。
北村匠海演じる「僕」が桜良の「膵臓の病気でもうすぐ死ぬ」という"秘密"を知ってしまったことで桜良と交流していく物語で、主演の浜辺美波と北村匠海を人気俳優に押し上げたラブストーリー。
...一応。
浜辺美波演じる桜良は最初オーバーな感じが気になったのですが、後半になるにつれ慣れてきたのか、まぁ桜良に合ってる気がしたので良かったと思います。
そして、最終的に描きたかったテーマや一番ラストに込められた手紙を含めて「キミスイ」を通して描きたかった事は理解出来るのですが、結局そこに至るまでの過程にかなり問題があるように思えて結構嫌いな映画です。
まず、ネタバレ無しで嫌いな点を言っていくと、一つは北村匠海の演技です。
まだ役者として半人前な時だったのは理解出来ますが、「僕」の役柄に全く合ってないです。
そう思う一番の理由が彼がイケメン過ぎるところです。
「僕」は人と関わる事を避け、クラスの人達から誰にも話してもらえない冴えない高校生のはずなのに、全然冴えない感じに見えないです。
先日レビューした、同じ住野よる原作の映画「青くて痛くて脆い」で主人公を演じた吉沢亮は普段のイケメン度を丁度良く下げられていて、冴えない主人公を見事に熱演していました。
でもその点、北村匠海は格好良さを下げられていなくて、その上台詞回しも微妙なので終始違和感があります。
そして、北村匠海の大人になった姿は小栗旬には見えないです。
小栗旬に少しでも近づけるのであれば高杉真宙の方が良かった気がします。
あと、小説原作だからか、時々台詞が文語体のようで人の会話っぽく聞こえない時も多かったので、そこは自然になるように脚色した方が良かったと思います。
では、ここからネタバレ込みで話します。
まず、桜良の行動についてです。
「僕」に惹かれた理由はラストで明かされて、そこに関しては良かったのですが、行動があまりにも自分勝手で迷惑かけすぎてます。
確かに「自分が死ぬ」から好きなことをしたい気持ちは解りますが、「僕」と親しくなったことでクラスからイジメが起きたのにそれに関して知らん顔で半ば自己責任を押し付けるし、挙げ句自分の家では「イケないことしよう」みたいな事言って「僕」を挑発するし。
そういった行動をみる度に嫌悪感を抱きました。
あと、桜良の友達の恭子についてです。
中学生の時に友達が桜良しかいなかったと言ってるけど、高校の時は普通に他のクラスメイトと接してるから、「僕」に対して嫉妬してる理由が非常に弱く感じます。
何よりも納得いかないのが、桜良の死因が「通り魔」によって殺されるというもの。
小説も同じ展開だそうなのですが、これは本当に納得がいかないです!
これに関しては「死は突然訪れる」という悲劇を描きたかったのは解ります。ただ、「通り魔」に刺されて死亡という展開はあまりにも残酷過ぎるし後味が悪いので、「死は突然訪れる」というメッセージ性が伝わりにくいです。
このメッセージ性を貫きたいのであれば、責めて「主人公に会いに行く途中で病気が悪化し、それが原因で交通事故に巻き込まれる」みたいな展開の方がまだ納得いくし、メッセージ性も伝わります。
小栗旬や北川景子が出てくる12年後のストーリーも個人的にいらないです。
むしろ、恭子と「僕」が友達になる展開は12年後にやるんじゃなくて桜良が死んだ直後に友達になった方が物語として成り立つと思うのですが…。
また、今回のTV放送ではカットされましたが、Mr.Childrenが歌う主題歌は壮大すぎるし、感動を力ずくで押し上げてる感じがして嫌でした。
結構ボロクソに書いてしまいましたが、
映画終盤でこの作品に対して評価が上がりました。
この作品を通して描いた「死ぬ前に何を残すか」というメッセージ性も良いし、最後の手紙も良かったです。
「僕」に対しての思いが溢れてるし、「自分が死んでも好きな人の中で生き続けたい」という思いも「ありふれた言葉」で表現せずに告白を表現したのは秀逸です。
だから、この映画でやりたかった事も理解できるし感動出来た人も多いのも納得です。
ただ、途中の展開は何とかならなかったんですかね?
途中の嫌悪感を抱く部分が無ければ、自分だって絶対感動出来ただけに非常に残念です。
※念のため言いますが、「恋空」や「雪の華」みたいな病気ものの映画は嫌いな事はあるけど、自分でも好きな作品はあります。
韓国映画の「サニー」や、TVアニメの「四月は君の嘘」は凄く好きです。
確かに酷評することは多いですが、そこのところ誤解しないで頂きたいです。
浜辺美波がいい!
この映画で浜辺美波を初めて知りました。天真爛漫な性格の女子高生役が、とても素敵です。
タイトルを初めて聞いたときは少しびっくりしますが、映画の最後にはこの言葉が「好き」や「愛してる」を超える最高の言葉として心に響きます。
没頭して観いっちゃいました(>_<)
私の頭の中の消ゴムをチラッと思い出した。
テンポがとても良くて、主演の女優さんの代表作でしょうね!ちはやふるのすずさんのように。
映画館で観たかったな(>_<)
原作読もう❗
意図的にではなくていつかまた今日のように偶然にまたこの映画を観たいな❗
生きる儚さに美しさが写り
心が人を表現するんだなと思いました。
胸が詰まるんだよね(>_<)
通り魔に寄る死は不自然でした。
彼は本のようで、彼女は携帯のようで、
お互いがお互いの魅力に魅了され、感化された感じかな?
アニメと同様に、童貞かモテない女が考えたようなストーリーで終始バカ...
アニメと同様に、童貞かモテない女が考えたようなストーリーで終始バカらしかった。
浜辺が可愛く見えたり見えなかったり。
終始能天気でニヤニヤしてて徐々にイラっとしてくる女。
BGMで露骨に演出しすぎ。
アニメも実写も2020年No. 1クソ映画。
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