「もっと長いと思っていた。」LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門 mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
もっと長いと思っていた。
映像化の志は素晴らしいと思うが、そのフォーマットはどうにかならないものか。60分弱の上映時間なのに、前篇後篇とわざわざ分ける意味がわからない。
それはともかく。
高橋悠也脚本、小池健監督は「ルパン三世」を完全に手の内におさめた感がある。2016年に放送されたTVシリーズで、高橋悠也が脚本チームのトップを担っていて、その世界観が出来上がった。
敵に魅力的なキャラクターを設定できるのもそれゆえである。
バミューダの亡霊ホークは、「アルプスの少女ハイジ」や「フランダースの犬」に出てくるじいさんとそっくりで、オープニングではそのイメージを踏襲するようなシーンまで用意されている。
このあたりもなかなか侮れない。
このチームで、「LUPIN THE ⅢRD」の90分くらいの本格的長編映画を観たいものである。
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