メッセージのレビュー・感想・評価
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やや不親切な感じ
タイトルは「アライバル」でも良かったような…。
メッセージ性は、そう強くないと思いました。
構成はよく出来た映画だと思いました。
しかし、少し観客を引っかけるみたいな作りで、それが内容と適切だったのか…と思うと、もっと親切な作りもあったように感じます。
自分としてはまだよく分かってないところがあり、何故、外来生物が「未来予測」を「武器」という言葉にしたのか、とか、後の旦那さんも主人公と同じ「未来予測」の力を持っていないのか(あれだけ主人公と研究を共にしたなら文字を解読出来てもおかしくないと思ったのですが)、とか、外来生物が去った後の世界の人間はつまり「未来予測」の能力が手に入るようになったのか、等、それって過酷な世界じゃないかと感じつつ、観終えました。
また、ラストの電話の内容がどんなものであったか、どんな言葉を話したのか、ゆっくり作っても良かったと思います。
観終わった後、共に観た人が「最後まで旦那さんが出てこなかったね」と述べました。
やや不親切な作りだったと思いました。
メッセージを表現した素晴らしい作品。
低評価してる人は多分映画の表面の物語しかなぞれない人だと思うのですが、
この作品は、他言語を学ぶと性格、思考が変わるというキーワードに集約された作品です。
これを考えながら見るのと見ないのでは作品の印象は全く異なるものになるかと思います。
題名どうりにメッセージ性が多い。
この映画、SF映画の中でも記憶に残る作品になるでしょう。
低評価も多々ありますが私が観て思ったのはある程度の知識と、物語を読む力が必要されると思いました。
簡単に言うと…観て面白い! ではなく、…観て考えて面白い!…のだと思います。
さてここからネタバレを含みます…
彼らが地球にやってきた理由は自分達が3000年後に助けてもらう為でしたが、未来に起こる事を知っているなら納得です。彼らにとって行動は感情や動機によるものではなく既に決まっている事象をこなしていくものなんですね。だから、博士が一人そとに出た時も迎えのポットを送ってきたのでしょう。爆発のシーンも知っていたから彼女を助けた…とも見れます。
彼らの力を得た博士は、自分の娘が死ぬのをわかっていながら結婚する決意をしました。あれは考えてみると凄く恐ろしい話しですよね。自分がする行動全ての未来が確定していますから
先の事象を楽しみにする事がなくなる…だからこそ、今この瞬間を大切する為のあのセリフなんでしょうね。
アクションSF映画も大好きですが、こういった映画は未知との遭遇を思い出します。
ガッカリ
緊張感のある展開で、楽しんでみられたが、最後の後始末が雰囲気で適当にまとめられていて、肝心なところは判らずじまい。
電話一本で全て解決って、あまりにもイージーじゃないですかね。
原題はアライバル。ネタバレすると面白くない
意外な展開。
言語とは思考をも変えてしまう重要なもの。
チョコ柿の種じゃなくてチョコクッキーの形してたとは
娘の絵がポイント
SFだからといって大画面で観ないと損する!というタイプの映画ではないので家でじっくり考えながらみるのも良いかも。
悲しい
異星人との意思疎通がメインのお話かと思っていましたが、私の好きなタイムパラドックス要素があるストーリーでとても面白かったです。
ただ私には結構ストーリーが複雑で、途中まではルイーズが意思疎通に頭を悩ませてた様に、私もストーリーを理解するのに頭を悩ませてました。
ある意味、主人公とシンクロしていたので何か不思議な感じでしたが最後でストーリーが一気に繋がった時は鳥肌が立ちました。
観てて正直、疲れましたがストーリー構成は好きでした。
二回みると、また違ってみえるタイプの作品ではないかと思います。
ヘプタポッドの文字のデザインも良かったです。
あれは辞典が発売されたら買ってしまうと思います(笑)
ヘプタポッドが与えてくれた武器は私も欲しいと思ったことがありますが、この映画を観た後では、あまり良いモノではないんだなぁと思いました。
ストーリー構成には感動したんですが、とても悲しい物語だったというのが私の最終的な感想ですね。
ルイーズは、これから起こることを全て知っている。
離婚する事、一人娘が若くしてなくなる事、、、
それでも、その運命に逆らわず生きるのだから、どんな気持ちなんだろう、、、
せめて、その中の幸せを精一杯噛みしめて生きて欲しい。
現実VS虚構
シンゴジラは「もし日本に巨大不明生物が現れたら」という話でしたが、この作品は「もし世界に、平和的にコミュニケーションをとる生物が現れたら」というコンセプトです。
情報量は案外少なめですが、非常に複雑で濃密です。
途中で主人公の意外な事実が分かり…。
不安を煽る音楽や、回想シーンの美しさ、必要最低限の説明を兼ねた会話は見事でした。
後半はもう前のめりになってスクリーンにかじりつくように観てました。
SFとは違う、何だ?そう言う事だったのか?のラスト
前評価が高いので期待して見に行った。
結果は、あのラストが…SF色と言うよりサスペンス色になっていた。
まず、別問題の異星人の存在。
過去作で襲うだけしか能が無い『エイリアン』シリーズ。
光速かそれ以上で星間飛行が出来るのも関わらず、なんであんなグロテスクな宇宙人の姿をしているのか?の疑問は共通していた。
また、その高度な技術を持ちながら我々人類の文字でも音声でもコミュニケーションする能力が無い、、これも共通している。
今回の異星人の伝達方法は、文字として円形しか描けない。
これもおかしい。我々人類は文字を発明したのは視覚で感じたことを文字で現そうしたから高度で様々な言語が出来た。
これが彼らには無いのか??と言う疑問。
あと、問題のラストに関して、、子供を持つ親の共感を呼ぶ様なものでラブロマンスになっている、、これはSFじゃないな、、と。
中盤手前でCH-47チヌークのヘリの中でルイーズとイアンが初対面した時の反応、、、これを良く見ていた人は居たのだろうか?
全くの他人に見えたはず。
あと、中国資本がどうのこうのと言われているけど、ハリウッド映画はカナダが関わることが多いとも。
最近のハリウッド映画は、エンドスクロールでカナダのロゴを良く見る。
で、『ルイーズ』とカナディアン・ロッキーにある美しい風景のレイク・ルイーズと何かクロスオーバーする。
でもレイク・ルイーズと名づけられたのは、美しい女性のルイーズの名前から付けられたんですけどね。
もう一回みたい!面白い
始まりは淡々と時系列で進んでると思いきや、やっぱり宇宙は5次元なの?と。主人公はいつこの武器を手にしたんだろう?
最初武器って言葉かなぁと思ってたし、解釈としても人類にとって言葉はあるいみ武器になるんだと思う。
どうして人は疑うことを先にするんだろうか?信頼を構築して行くことから始まるのに、理解できないと攻撃するのは何でだろう?
あとは、知識の使い方。せっかくの大きな武器をもってても幸せになるとは限らない。彼女はいつまでループの中にいるんだろう?
原作読んでみようかな。
ばかうけ!リピ確定!
はじめから張り巡らされる伏線の数々、すべて拾いながらもう一度観直してみたい。
娘の存在や旦那の消息、観終わった後のゾワゾワ感をまた味わいたい。
概念が理解出来ないと、全く面白くない映画だと思うけどそれを理解しろと言うのもまた酷な話。
世の中、目の前で起きた事だけが事実じゃないんだよ。
それにしても日本の描かれ方がヤバかったな。
もはや先進国ではない。
宇宙戦争系のSFを期待してる人へはオススメしない
前半の20分くらいの盛り上がりから一転して言語を解読する過程が長く、ダレた印象だった。
言語解読以外の部分では全くストーリー性がなく(例えば宇宙への知識ゼロの言語学者をいきなり宇宙船内に送り込んだり、またその学者が1人で船内に入った時も周りの焦りや緊張感を感じ取れない、理論物理学者の活躍がほぼゼロ!等)ツッコミ所満載だった。
またオチも深さを感じさせようとしているのは分かるがあまりインパクトがなくへ〜そうか〜という感じで終わってしまった。
宇宙人とのドンパチは一切なく、宇宙戦争のような映画を期待する人にはオススメできない。
この映画を高く評価してる人はよっぽどの映画好きか周りの評価に合わせている自称映画通のオ◯ニー野郎だと思われる。
人類にとっての「武器」とは何か? 世界友好のメッセージ。
最近は、SF映画も人間ドラマに重厚感があって面白い作品が多い。現実がかつて映画で描いた「近未来」に接近しつつあるから、サイエンス・フィクションの世界にもリアリズムが成立するし、必ずしも別世界の話ではないような感覚になる。地球の各国に未確認物体が突如現れたことから起こるSFのストーリーも、物語の静謐さとリアリズムから、SFというよりも重厚な人間ドラマを見ているような気分だった。もちろん、ヴィジュアルの美しさにも魅了されながら。
言語学者エイミー・アダムスらチームが、謎の生命体と意志疎通を図るため、お互いの言語をすり合わせてコミュニケーションを取ろうとしていく物語の中で、回想だと思われた断片的な娘とのシーンの真相が明らかになり、映画が多面的になる。(ネタバレだが)「未来が見える」という設定を用いることはSFにおいて若干反則技というか禁じ手のような気がしないでもないが、この映画の場合はその設定をラブストーリーに効果的に活かして物語をエモーショナルにする。結末の見えた愛のページを捲るのか否かのドラマに、あぁやっぱりこの映画は紛れもなく「人間」の物語だと感じられて嬉しかった。
この映画は世界平和、ないし、反戦のメッセージを訴えかけている。我々人間には「言語」という優れたコミュニケーションツールがある。「言語」によって理解し合い、お互いを知ることが出来る。それが我々人間にとっての大いなる「武器」なのだということを、映画の最後に気づかされる。
この映画のストーリーは、クライマックスで「武力行使を止め、世界で協力し合う」という結論を下す。「人類を救いに来た」というその謎の生命体が何を言わんとしているか、この映画が何を言わんとしているか、克明にされる瞬間だった。アメリカと北朝鮮の間の緊張状態の狭間に置かれた日本という国で、憲法第9条の改正案について論じられている日本という国で、今、この映画を観た。
日本語で「武器」という言葉には、「Weapon」の意味の他に、「他より優れた特性」という意味もある。我々人間にとっての一番の武器(優れた特性)は「武力」ではなく、「言語」と「コミュニケーション」だというメッセージが、自然と腑に落ちる映画だった。
過去と未来が交錯する物語
結局、エイリアンがきた目的が3000年後の地球人の破滅を阻止するため、主人公の未来を見る力を使い、分岐点となった事象を阻止したということかな?
それにしても、冒頭の娘の話がすべて未来の出来事だとは・・・・。
上手い❗
私的な映画
美しく、静かで、詩的で、私的なSF映画。
一般的にはなかなか難しいが、SF映画としては必見。
『インターステラー」がゴリゴリに理系なSFだったとするならば、こちらは徹底的に文系のSF。
コレが私的な映画であることは原作のタイトル(「あなたの人生の物語」)からも分かるんだが、映画では最後に明らかにされて、それが分かると今までの場面の意味がまるで変わってくる。出来れば2回観て、その味わいを確認すべき。
以下ネタバレ。
言語学を専攻した立場から言えば、身につける言語によって世界認識が変わってくるのは当然だし。場合によっては能力が変わるということもありうると考えられる。
雪を表す言葉が20種類以上あるエスキモーには、それらが区別できるだけでなく、異なって見えるのだと言われる。また、主語の省略を許さない言語圏で唯一神の宗教が圧倒的なのは、その語法がなんらかの神の存在を想定させるから、とも考えられる。
この映画のように時制を持たない言語を身につけることで時間を超えた認識力を身につけるというのは、論理的にはあり得る。
映画に登場する彼らの文字を円環で表したのはそこをとても良く表現している。
だから、彼らの宇宙船は黒いばかうけなんかではない。あれは円環をなすモノリスなんだ。
この映画はそういうところがとても良く考えられていて、ヘプタポッドというイカ型宇宙人は完全に『宇宙戦争』(トライポッド・イカ型宇宙人)へのオマージュだよね。
深い内容でした。
ネタバレになるか分からないのですが、変えられる未来もあれば、変えられない未来もある。
だとしても、より良く生きようとする意思の大切さに気付かせて貰えた作品です。
ドゥニ・ヴィルヌーブ
監督の前作、ボーダーラインを観て、その映像の魅せ方、音の使い方、そして信じられないくらいの緊迫感あるストーリーテリングに感銘しました。よって今作も楽しみにしてました。
前作の印象的な撮影は名匠ロジャー・ディーキンスでしたが、今回は新進のブラッドフォード・ヤング。
期待と不安で鑑賞しましたが、夜中のヘリの飛行シーン、宇宙船の背景、諸処、目を見張るシーンがありました。やっぱりヴィルヌーブ監督、画つくりのセンス良いですね。また音の使い方はやっぱり上手い!非常に印象的でした。お話は多くの方が語っているように、「あなたの物語」という原作のタイトルが物凄くしっくりと来る話でした。原作は読んでないのですが、映画ならではのストーリーテリングで最後までしっかり楽しめました。かなり変則的だけど、一種の最近流行りのタイムパラドックスものなのかもと、思いつつも、しっかりと余韻も残してくれました。
運命が判っている未来を歩むことは個人的には嫌だけどね。サラ・コナーもターミネーター2では、運命は自分で切り開くものって言ってたし…。
どちらにせよ、ヴィルヌーブ監督、ブレードランナー2049、こちらも大いに期待大です。
ところで、ルイーズの能力は娘にも遺伝したように思うのですが…。
宇宙人が…ネタバレ注意
宇宙人とか宇宙関係の映画が好きで今回は傑作だと聞いて前売りまで買って公開日に見に行った。
最初はワクワクして見ていたら
軍曹役の人がよくアメドラに出てる人だったと気づいた時に なんか嫌な予感がしてきたけど、前評判を信じて来てる私には少し気になる程度だった。
ハッピーターンに吸い込まれる様にして主人公が宇宙人に会うまでは…。ワクワク。
どんな宇宙人なんだろう?
重厚な効果音をバックに巨大なガラスの向こう側の白い霧の中からうっすらと徐々に黒く現れた宇宙人の姿は…。
え?
タコ?イカ?
いやいや、そんなわけないよね~。
って、墨吐いてるっ!
やっぱりタコ?イカ?
足が7本だから、タコ?
それよりなにより、勝手に地球に来ておいて人間側がアプローチするまで何の音沙汰もなく浮いていて、コンタクト出来たらできたで数時間おきにボーっとフラフラ出て来るだけの宇宙人なのに、何でこっち(Human)ばかりが時間をかけて必死になって宇宙人と会話する方法を墨を解読しないといけないのか?
未来がわかる時間の概念が変わるくらいの
「武器」とかを3000年後の為に、人間の為にに授けようとわざわざ遥か彼方の宇宙からハッピーターンで来れる技術があるんだから
言いたいことあるなら、
何かあるんなら
ちゃんと英語くらい墨で書けるようにしとけよっ!
もっとヤル気見せろよっ!
って、思いましたー。
そこからは特に大きい変化もなく
ただ淡々と続いてく。
内容的にはよくあるSFだと思いました。
今更感ばかりでした…(´-ω-`)
共感したり、納得したりする
事がまったくなく、終わりごろの何の話しだかわからないシーンは数分寝てしまいました
でも小説は傑作なのかな?
ただ将来子供が病気になる様ですが
2回目のコンタクトの時に夫婦揃って
防護服脱いだせいなんじゃないの?
って、思いました。
なんだかな~な映画でした( ̄ー ̄)
言葉で通じ合う
前評判のあまりの高さにやや踊らされた感があるが、それなりに考えさせられた。
異星人と主人公が次第に意思疎通を図っていく過程には爽快感を得られた。表情の分からない相手にはやはり文字言語なんだな、とありきたりな雑感。
異星人の書く前衛的かつ和のテイストを感じる文字も興味深かった。あれをどのような科学的知見に基づいて解析したのか、学のない自分にはさっぱり見当がつかなかったが、言語の持つ可逆性と予見性、汎用性が、家族や他人、世界をつないでいくというのが、邦題「メッセージ」の趣旨だろうかと感じた。
ただ、あまりに予見性がありすぎるのも生きていく上ではつまらんというか、しんどいというか…。それでも前へ進むというのは、よく分からなかった。それほど、我が子を失うというのは辛いのだと思うのだけどな。
思ったほどでは・・
宇宙人とのコンタクトものということで、どこかで「未知との遭遇」
のイメージ(そんな宣伝もみたような気がして・・)でいったのですが・・・
出足は、何かいいかもしれない!と思って期待したのですが、中盤から、観念的な表現も多くなり、最後の中国の幹部とのやり取りなど
ないんじゃない?!と思いました。
難しいなぁ。
面白くないというわけではないのですが、正直 期待外れの映画でした。
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