暗黒女子のレビュー・感想・評価
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なんとなくそうかな…
3月29日に試写会で見ました。
ストーリーの流れが、登場人物の目線からの少しずつストーリーが基本でした。
そこが少し長いかなー。
ダブってるところもあったし、どうせなら使い回しの映像を流すのではなく、ちゃんと目線ごとのカットならそういうシーンで飽きがこないかなと思いました。
演技はみなさんシリアスかつミステリアスな闇の部分をかっこよく演じられていたように感じられました。
内容としては、やっぱりちょっと胃もたれするような毒々しさがありますが、なかなか楽しめる流れになってます。
1人目の回想で若干オチは分かってきますが、それも含めて面白いと思いました。
凄すぎる作品、文句なし。
別の意味で話題性がありましたが、作品として素晴らしい出来映えでした。
まりえちゃんの演技力の奥行きを感じさせる衝撃のストーリー。脇を固める学友?そして富美加ちゃん、キャスティングも良かったと思います。
是非映画館で。
すずらん
文学サークルの定例会でサークルメンバーがそれぞれの視点から書いたいつみの死についての物語を読み上げる様を再現VTR形式でみせていく。
メンバーみんながすずらんを絡めて、自分以外の誰かを陥れる様な話を書いており、ドロドロ感は良い感じなんだけど、同じ様な話の繰り返しで少しダレる。
結局ホントのところはなんなんだというところからのネタばらしと+αはなかなかエグくて持って行かれた。
みんな嘘つき。
ひとりの女子高生の死をめぐるお話。基本的に物語は進行せず、ほとんどが回想で綴られる。
秋吉理香子原作の“イヤミス”を映画化。
文学サークルのメンバーが、自分が書いた小説という形式で、回想を物語る。白石いつみ(飯豊まりえ)はなぜ死んだのか。
4人のメンバーはそれぞれがあの子が怪しいということを示唆した小説を提示する。
4人が朗読を終えたあと澄川小百合(清水富美加)が衝撃の朗読を行う。
耶雲哉治監督は6人の登場人物を、とりあえず美しく撮っている。それだけでも観る価値はあった。
清野菜名や玉城ティナはアクションもできるようなので、少しもったいない使い方ではある。
複雑なストーリーを見やすくまとめる手腕もあって、もっと本格的なミステリーもいけそうだ。
僕はどうやら本格的なミステリーに飢えているようだ。
異色作
全編が一つのストーリーとなっている作品とは違い、それぞれの推理で何編にも及びながら、その全てがつながっているという異色作。最後まで続く悪女のダマし合いには夢中になりました。最後の展開も個人的には好きです。あっと言う間の105分です。
2017-28
最後に「あんなこと」しなくても主役になれたのに!
一見趣味がよさげな空間で女子たちが繰り広げる、浮世離れの悪趣味な物語です。
読んだら嫌な気分になる「イヤミス」の小説が原作だけに、冒頭に示させる伏線から予想される悍ましい結末の予感は当たってしまいます。なのでそういうムキが嫌な人には無理に鑑賞をお勧めできません。常に殺人やアンダーグラウンドが付きもののミステリーの世界では、ホラーやスプラッターとは、描き方一つで紙一重の違いではなかろうかと感じた次第です。
ただ本作はラストのネタバレシーンまでは、「イヤミス」を封印。女子校で起った文学サークルの前会長白石いつみ(飯豊まりえ)の不可解な死を巡って、疑いの目を向けられた文学サークルのメンバーらが朗読で、各々犯人と思う人物を告発する物語を再現ドラマ風に描かれました。
朗読される小説は、現会長の澄川小百合(清水富美加)が進行役となり、「前会長・白石いつみの死」がテーマに出題。それを5人の部員がそれぞれ自分の視点で前会長を死に追いやった犯人を断定して、断罪するもの。
各メンバー内の小説の内容は、他の5人のメンバーのうちの一人が犯人であると告発し合うような内容でした。当然発表される内容は、メンバー間で矛楯していました。けれども、小百合は発表内容に矛楯があるとしながら、訳知りに微笑むだけで、いっこうにそれを気にせず、朗読の進行をそそくさと進めてしまうのでした。
普通なら同じサークルのメンバー同士で、人殺しはあなたであると名指しをする私小説を朗読しあったなら、険悪な空気が流れるはずなのに、何事もなかったように淡々と進むのです。それは朗読会という形式で、小説というスタイルを取っていたからなのかもしれませんが、メンバー各々に描かれている内容に思い当たるフシがあって、むやみに反論したくなかったのかもしれません。そして、いつみからの犯人を示すダイイングメッセージとされていたスズランの花は、メンバー全員が関わりを持っていたのです。スズランの花は、いつみが学園の屋上から転落死したとき、握りしめていたものでした。
ということで、ラストのネタバレシーンの直後までは、「裏切りエンターテインメント」というほど、メンバー間の争いや葛藤が描かれなかったのです。むしろいつみがそれぞれのメンバーに愛と慈悲の精神で接してきたかという、彼女の人徳が浮かんでくる内容でした。学園ドラマとして、充分許容される内容であり、5人の発表者の視点の違いによって、全然見ている世界が違って見えてしまうという展開で楽しめました。
けれども、ネタバレによっていつみの抱えていた秘密と裏の顔が描かれるとして、最後の小百合による大どんでん返しには、全く必然が感じられませんでした。「あんなこと」しなくても小百合は充分いつみの死後に、いつみの後任会長として主役になれていたからです。「あんなこと」とは秘密です(^^ゞ
ところで皆さんにも、他人に言えない秘密をお持ちのことでしょう。本作では、他人の秘密を握ることによって、その人生までも支配しようとすることが本筋の物語です。
タイトルの「暗黒女子」とは、自分を輝かせるためなら家族や親友でも自分の道具として活用し、邪魔者とみたら平然と抹殺することも厭わないという、自己保身や自己顕示などの暗黒面を指したものです。人間を道具と見なすなんて、と恐ろしい結末。
ただ一面的な正義感で、本作の内容を断罪しがたいところも認めるべきでしょう。作品で描かれる自己保身や自己顕示は大なり小なり、私たちも持ち合わせている感情です。聖書で、娼婦のマリアを断罪しようとた群衆に向かってイエスさまが、制止しようとしたように、皆さんもこの作品の登場人物を裁くほどに、聖人であるものでしょうか。
誰もが「主役」として目立ちたいもの。そして、「主役」を奪われそうになり初めて闇に気付くのかもしれません。ただ多くの人は普段から闇の中と出たり入ったりしているのに、それに気付かないことが本作の核心にあると思います。それでも人は、すべて自分のことは分かっていると思い込みがちです。だから自分の置かれた立場を当然と思い、それを死守するためなら、笑顔でうそをつくこともできてしまうのです。仲間を平気でだまし、欲望に振り回される姿は痛ましくも滑稽でしょう。
ただ主役の座を巡っての激しい裏切り合戦とは描き切れておらず、衝撃のドンデン返しに持っていくには、伏線が不足していて、強引な結末と感じずにいられませんでした。
ところで本作には当代きっての実力派若手女優が集結しています。特にいつみ役の飯豊まりえと平祐奈は、いま公開中の『きょうのキラ君』でも共演しており、あまりのイメチェンぶりに驚かされました。演技の振れ幅が凄いです。
そして本作のドンデン返しの原動力となっているのが、小百合役の清水富美加が繰り返す訳知り顔で微笑む演技。本当に難しい役どころでしたが、彼女が出演していなければ、本作はもっと嘘くさくなっていたことでしょう。
追伸
本作の冒頭は、宮部みゆき『ソロモンの偽証』と似ていて、盗作説を唱える出版関係者もいるほどです。盗作はオーバーでしょうけれど、インスパイアされた作品といえなくもないでしょう。それだけに結末は強引に「イヤミス」に持っていきたかったのか?と穿ってしまいました。
よくあるアイドルミステリーだろうと思いはしたけど、この手の話が好き...
よくあるアイドルミステリーだろうと思いはしたけど、この手の話が好きなので観てみたけど…予想通りで残念…。テンポも悪く残念…。
何より一番の美女扱いの役が一番可愛くないってどうなの…。笑
面白かった。
最後までテンポよく話が進み面白かった。
ただ少し気になる点が。
「いつみは死ぬ気がなかった」で
結局自殺してなかったことになっていたが、飛び降りて自殺騒ぎがあった中で(当然四人以外の多数の女生徒も目撃している)誤魔化すことは無理があるのでは?何らかの仕掛けがなければ本当に死んだかもしれないし。
四人だけをだます別の自殺の仕方の方が自然かなと思いました。
怖い、怖い!
昔から、女子の心の中は複雑で単純でバカな男子には決して分かるはずがないし分かったら逆にドロドロし過ぎて耐えられへんやろ…などと思ってましたが、まさしくそんな作品でした(笑)
いや~、フミカス芝居上手いなぁ~
原作未読ですが、内容と結末をネタバレサイトで知っており、清水富美加...
原作未読ですが、内容と結末をネタバレサイトで知っており、清水富美加観たさに映画館へ足を運びました。
序盤からテンポ良く、とにかく若手女優陣の演技力が高く、非現実的な内容は苦手なタイプですが、ぐいぐい作品に引きこまれていきました。
結末に関しては、もし知らずに観ていたら、かなりの衝撃を覚えたと思います。ネタバレを見たことを心底、後悔しました。
小さい子供連れの親もいましたが、子供からしたら間違いなくトラウマレベルです。
清水富美加は幸福の科学に出家した為、もう映画に出演することはないと思うと、やっぱり残念です。
でもまぁ、幸福の科学も映画公開を時々やってるので、そこに千眼美子として出演した時には、今度はネタバレサイトを見ずに映画館に行きますね。内容とかはどうでもいいので、元気な姿を見られればと。
残酷な天使の花たち
突然引退した清水富美加主演のミステリーってぐらいにしか気に留めてなかったけど、原作はいわゆる“イヤミス”で内容もなかなか面白そう、ちょうど今日休みで1日の映画サービスデーだし、若くて可愛い女優たちも沢山見れる事だし(←多分一番の理由(^^;)、ちょっくら観に行ってみた。
同じく内容に惹かれたイヤミスの映画化では昨年の「少女」も急遽観に行く事に決めたが、スバリ、あちらより衝撃度は上。後味悪いもの見たいなら、「少女」よりオススメ。
これから若い女優たちの演技力や映画そのものへの手厳しい意見もどんどん出てきそうだが、何の何の、思ってた以上に面白かった。
お嬢様たちが通うカトリック女学院。
経営者の娘で全生徒の憧れの的、いつみの謎の転落死。すずらんの花を握りしめて。
部長として所属していた文学サークルの誰かによって殺されたという噂が流れ出す。
いつみの親友で副部長・小百合は、部員それぞれいつみの死をテーマにした物語を朗読する定例会を開く…。
部員たちはいつみへの敬愛を示すと共に、あくまで“物語”としていつみは部員の誰かに苦しめられていたと指摘。
特待生の美礼。家は貧乏で学園で浮いている自分を気にかけてくれるいつみを慕うようになり、いつみの父と妙に親密な志夜の存在に悩まされている事を知らされる。
老舗の料亭の娘あかね。得意なスイーツ作りを買われサークルに入り、妹の家庭教師のバイトを紹介した美礼が盗みをしている悩みを聞かされる。
ブルガリア人留学生のディアナ。いつみがブルガリア滞在中に仲良くなり、衰弱していくいつみの原因はあかねがスイーツに仕込んだ毒のせいと疑う。
高校生でありながら新人賞に輝くプロの作家でもある志夜。その才能からサークルに誘われ、怪しい留学生のディアナが呪いでいつみを苦しめている場を目撃する。
物語か、それとも真実の告白か。
「羅生門」ばりに一人一人言ってる事が食い違う。
お洒落で穏やかだった文学サークルの部室が、さながらぐちゃぐちゃごちゃごちゃした闇鍋のような空間に。
トリを飾る朗読は、小百合。
が、彼女の物語は意表を突いたもので、いつみの素顔と死の真相が明かされる…。
清水富美加、飯豊まりえ、清野菜名、玉城ティナ、小島梨里杏、平祐奈。
咲き揃った6輪の花たち。
が、可愛らしい花には秘密と毒がある…。
控え目でおしとやかながら、ヒヤリとさせる面を覗かせる。清水富美加には本当に女優を続けてほしかった。
太陽のように輝き、美しく、完璧。が、太陽の輝きは時に目を突き刺す。飯豊まりえの美貌とゾクッとさせる存在。
4人もそれぞれ、無邪気で魅力的である傍ら、ドス黒い腹の内を見せる。
もう一つ言及しておきたいのは、闇鍋。期待していた分肩透かしを食らった「ミュージアム」の“アレ”に対しリベンジしてくれた。
正直、真犯人は何となく予想付くし、サスペンスやミステリーとしての醍醐味や伏線などもちと弱い点も。
話題になっている“驚愕のラスト24分”には引き込まれるが、本作はそれ以上に、可憐な花園で蠢く人間模様こそ見もの。
女学院。そこは、女子たちだけの楽園。
皆が皆、清く、正しく、美しく…は、単なる無想かもしれない。
若く美しい花々のなかで、主役は私。周りは皆、自分を引き立てる為の脇役。
女学院。そこは…
主従、妬み、愛憎、裏切り、落胆…。
知ってはいけない女子たちだけの残酷な世界。
まりえってぃーが可愛い
ほんと面白すぎる
ドキドキしまくり!!結末は、ビックリ
マリエってぃーが見て欲しいって言っていたので、好きな人はぜひ見に行ってくださいね!
マリエってぃーが主演みたいな感じです!
でも、話はあんまり入ってこないです
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