「タイトルが秀逸」暗黒女子 クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルが秀逸
当時かなり話題を攫った「清水富美加出家」騒動。
その直後の作品が「暗黒女子」って、「ネタかよ!」というツッコミしたくなるのも含めてとてもインパクトあるタイトルで素晴らしい。
それなのに今頃観たのは、邦画で女子高生メインとなると、どうしても二の次三の次になってしまいますよ。
さてさて、尺も短いから舐めてかかりましたよ。
・・・ほう、中々頑張ってる。
いや、かなり健闘している作品でした。
舐めてて失礼しました・・・。
中でも、平祐奈の役は、
最初物凄くお淑やか優等生からの、あの役はよくやった!
そこまでするなら、清野菜名もあのおじさんに抱かれて欲しかったが、それはあまり意味がないかな。
言うまでもなく、清水の暗黒感は、実際の彼女の存在も相俟ってとても良い。朗読会で片眉をビクッとさせて話す悪徳感とかサイコー。
惜しい点。
飯豊まりえの地味な顔。
「私たちを解放してください!」からの、
「やーだーねぇ!」と言う時、
もっと顔芸やって欲しかった。
この飯豊の役を、もっと不細工で顔芸出来る役者で想像してみたが、そうすると千葉雄大との絡みが不自然になるから止むを得ず。
あとは、清水と千葉のバックボーンも描いてくれると、後半もっと惹き込まれる作品になるかも。
清野も顔は意外と地味で、あのお嬢様学園にはあまり似合ってない感じ。
小料理屋の娘の役者、演技は彼女が上手かった。
リブートしてエログロ抜きで、
連ドラとしても良いかも。
観て損はしない。