「もう一つ、どんでん返し欲しかった。」暗黒女子 ミスノンさんの映画レビュー(感想・評価)
もう一つ、どんでん返し欲しかった。
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ハッピーエンド主義ってほどじゃないけど、基本的に、とんでもなく悲劇的な動機がない限りは、良い人間が報われたラストに期待してしまう。そのせいか、このラストはちょっと納得いかなかった。
四人の朗読→イツミ→サユリ
もう一つ、先生からのどんでん返しが欲しかった。
実際のところは闇の中だけど、イツミ視点では先生は本当にイツミが好きのように見える。教師として生徒に、ていうか大人として未成年に手を出すのは良くないが悪い人間ではなさそう。
赤ん坊もイツミも職も奪われた、先生こそが一番の被害者なのでは…。
イツミやサユリのところでのどんでん返しでどんどん悪へ染まっていったストーリー、エンディング後でも要素だけでもいい最後は先生からの復讐で終わってすっきりしたかった。
原作は未読だけど、一人ずつ語ってく感じ、ラストのイツミのどんでん返しからのサユリのどんでん返し、きっと小説で読んだら綺麗なラストだろう、後味の悪さはあるかも知れないがそれがまた味だろうと思った。
ミッション系女学院のお嬢様達なのに何故かちょいちょい下品な要素があったのが気になるけど、完成度は高かった。良作だと思う。
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