「みんな嘘つき。」暗黒女子 mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
みんな嘘つき。
ひとりの女子高生の死をめぐるお話。基本的に物語は進行せず、ほとんどが回想で綴られる。
秋吉理香子原作の“イヤミス”を映画化。
文学サークルのメンバーが、自分が書いた小説という形式で、回想を物語る。白石いつみ(飯豊まりえ)はなぜ死んだのか。
4人のメンバーはそれぞれがあの子が怪しいということを示唆した小説を提示する。
4人が朗読を終えたあと澄川小百合(清水富美加)が衝撃の朗読を行う。
耶雲哉治監督は6人の登場人物を、とりあえず美しく撮っている。それだけでも観る価値はあった。
清野菜名や玉城ティナはアクションもできるようなので、少しもったいない使い方ではある。
複雑なストーリーを見やすくまとめる手腕もあって、もっと本格的なミステリーもいけそうだ。
僕はどうやら本格的なミステリーに飢えているようだ。
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