「ビッグ三船、こんな俳優が日本にはいたのだ」MIFUNE: THE LAST SAMURAI kazzさんの映画レビュー(感想・評価)
ビッグ三船、こんな俳優が日本にはいたのだ
2020年は三船敏郎の生誕100年の年。4月に日本映画専門チャンネルの放送で観賞し、11月のWOWOWの放送で再観賞。
中途半端な印象ではある。
三船敏郎を語るには、黒澤明は欠かせない。それは解るのだが、三船がメインか黒澤がメインか曖昧になってしまった部分があった。
ただ、黒澤が三船に送った弔辞の朗読で締めくくる演出の効果が、その構成によって高まっていると思うので、終わり良ければ全て良しだ。
三船の当時を知る人の証言は興味深い。
俳優仲間が語る豪快な性格を思わせるエピソード、殺陣師が語る身体能力の高さ、業界を支えるために経営者にならなければならなかった背景など、知る人のみぞ知る事柄は三船の評価を再認識するに充分だと思う。
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