沈黙 サイレンスのレビュー・感想・評価
全323件中、181~200件目を表示
妥協が見える自己満
内容ではなく、映画として。 日本の農民はキリスト教徒であれば 誰でも英語を話せるということ、 武士も役人は当然、 下々の牢番まで英語を話せること。 これでは浅野忠信の通訳は不必要。 異国の中でしっかり英語を話せる通訳だからこそ、 心を通じる(かは分からないけど) という大事なポジションなのでは? そしてそもそもはポルトガル語なのでは? この言語の描写をスルーしてレビューすることは この映画に関してはとてもできません。 違和感持たないですか? 結局、マーティンスコセッシはハリウッド目線の映画を作ったこと。 あそこまで日本の小説で日本を舞台にし、 宗教のそれを描くのであれば、 そこは妥協すべきではないところと思う。 浅野忠信もイッセー緒方も良くなかった。 窪塚洋介のくすんだ目と、 人間らしすぎる卑屈さは良かった。 「考えさせられる」 それはその言葉を発することで満足しているだけ。 原作を読もうと思う。
原作イメージ守っている
改めて読み返してみると、細かな表現は小説に敵わないが、意図は忠実に伝わる。 ただ、小説ではポルトガル神父が農民に語りかけるのは日本語だが、映画では百姓、侍、ポルトガル神父、全てが流暢な英語を語るのに違和感を感じました。
つまらない
口コミや評価が高い理由がわからない。しかも長い。語りが多すぎて、描写力が無いんだろうと思う。雰囲気やテーマに誤魔化されて、凄い雰囲気を出してるだけの、薄っぺらい内容。 私はそのような事が多々あるハリウッド映画自体が嫌い。
沈黙
今日 沈黙を観てきた。いい映画だった。イッセー尾形、浅野忠信、窪塚洋介、アンドリューガーフィールド、全ての俳優が迫真の演技だった。学生時代、遠藤周作はかなり読んだが沈黙は読んだけどちょっとてかんじだったけど、この歳になると物凄い文学作品だったんだと、今晩から読み直す。 後半の踏み絵を踏むシーンは物凄く引き込まれた。 スコセッシ監督、人間を日本人を深く探求して凄い映画に仕上がっていて、あの世の遠藤周作も喜んでいるんじゃないかな。 イッセー尾形の演技も秀逸だった。
弱きものへの迫害は今なおつづく
迫害の中でいかに信仰を貫くか、いかに生き抜くのか。どんなに迫害が厳しくとも神は沈黙し、命をさらして生き方を問われるのは人間だ。 結局、生きることと信仰を貫くことを両立させるために必要なことは、心すら閉ざして沈黙することだった。 為政者が弱きものへ求める服従は、声をあげることを奪った。そして沈黙することすらも奪おうとする。 あの拷問は、"進化"して特高警察に引き継がれた。弱きものに服従を求める為政者の欲望は、今もなお姿を変えてこの国を覆う。 弱きものへの迫害は、今なおつづく。基地被害地を見よ。被災地を見よ。過労死を生む企業社会を見よ。民族や信仰を理由に差別するものを許容する為政者を見よ。 本質的には"進化"していない、弱きものが多数を占める我が国ニッポンだ。本当に困ったもんだ!なんて、なっ。
神の存在を問う
最初から最後まで幕府のキリスト教信者への弾圧やあらゆる拷問にそれでも神を信じ続ける信徒たちのいわば我慢くらべのような映画です。 特筆すべきはやはり現代にも通じる外国人から見た日本人の様々な特徴を細かく捉えた正直な描写です。 主役の外国人神父の視点で映画は進むので出てくる日本人が良い人も悪い人もとにかく不気味でキモいです。それでも今までの日本を扱う作品なら主人公と恋に落ちる若い邦人女性が出てきたりしましたがこの映画にはそんな甘ったれた展開はなし!最初から最後まで脱線せずにひとつのテーマを追い続けるので長時間ですが目が離せません。 日本の俳優陣も予想をはるかに超えた素晴らしい演技で特に浅野忠信さんはこんなに存在感のある俳優だったのかと再認識させられます。 信徒への拷問が見るに耐えないものもあるので要注意です。そしてこの作品独特の雰囲気は映画館じゃないと味わえないような気がします。 余談ですが映画が終わった後のエンドロールはありませんのでエンドロール中に帰る方はタイミングが難しいでしょう
期待したほどでも
監督が一流の外人で、どのような作品になるか興味が有って見たが 息苦しい様な緊迫感を期待したが この作品に関しては日本人監督ならもっと緊迫感を出せたのでは無いかと思います。 見て損をしたとは思いませんが それほどの感動的な物では無かったです。
日本人俳優達の素晴らしい演技
面白い映画だった。 原作は何十年も前に読んでいるが、遠藤周作の作品はどの作品も暗いイメージあり、この作品もそのイメージの中に埋もれていた。 マーティン・スコセッシが監督するだけあって、キャスティングば中々の白眉だった。窪塚洋介とイッセー尾形はとても素晴らしい。主役を喰ってしまった感がある。 日本人俳優も国際的な映画に出演しても、十分にやれる力量があると確信した。 信仰に関しては、キチジローの態度こそが、信じるものは何かを問わず、本来あるべき信仰の姿ではないだろうか。
終わった後、暫く立ち上がれなかったです。 深い内容で、心に残りまし...
終わった後、暫く立ち上がれなかったです。 深い内容で、心に残りました。 前日にキセキを見たときは、あまり心に残らなかったのですが。
よくぞ映画化してくれた
娯楽性の評価は別として、原作者の意図を追求するという意味では、成功したと思う。この原作は、私にとって最も印象に残る作品の一つであり、映画化は困難と思えたが、核心に迫ろうとした姿勢には敬服する。我々の多くは、踏み絵をあっさり踏める「お調子者」でもないし、躊躇なく拒んで死ねる「聖者」でもない。主人公たちの姿は、我々自身の姿でもある。それがうまく描けたと思う。 なお、イッセー尾形の演技は、ある意味リアルである。軽妙に振る舞う奉行の眼は怖い。
みんなが知らない日本の歴史
海外の監督から学ぶとは。 これが事実だとは思いたくないけど。 宗教っていったいなんだろう。 と考えさせられた。 海(波)が人間の不安や残酷などを表現していて、最近の日本映画ではこういうシーンは見てないな。 野村芳太郎監督作品を思い出しました。 皆さんが言うようにおすすめはしません。自分が見たいと思ったら見にいくべき作品ではあります。
沈黙 -サイレンス-
何を伝えたいのか全くわからなかった。 感じたことと言えば、宣教師は多くの人に幸せになってもらうために宣教活動をしていたと思うのですが、自分たちがその活動をすることによって多くの命が奪われている時点で、活動のあり方を考えるべきだったのではないかと感じました。 このようなことから、キリスト教弾圧政策が悪いのか?その中でも宣教活動をひろめた宣教師が悪いのか?そう考えたときに、私はより多くの被害を出したのは、後者なのではないかと感じた。 以上のことから、そのような状況下にあっても多くの人に教えを広め、多くの人々を犠牲にしたキリスト教に対して悪い印象を結果的に持つ事になった映画でした。 追伸 キリスト教徒の方々から見れば、このような方々がいたから現状があるという風に感じることができるとおもいます。あくまでも無宗教の私から見た感想でした。
今、映画化の意義
監督は「沈黙」を今になって映画化したのはなぜだろう… 理由は無いかもしれないけど。 近年の世界的な状況からいえば、キリスト教や日本だけでなく、多様性に対する考え方として寧ろイスラム世界で観てもらい影響を与えて欲しいと思った。 個人的には、もう少し沈黙との対峙に時間を使っても良かったかな…。
今までの人生で一番心掻き乱された映画
安藤忠信の「形だけだよ。」っていうセリフがすごく心に残った。 本当の心は神様にしか分からないということなんですが、 私には、物凄く残酷な星の王子さまみたいな話に感じました。 BGMが無い。 うまく文章にできないのですが、息ができないくらい胸が締め付けられる映画で、何回も観たいとは思わないけど、 DVDじゃなくて絶対にスクリーンで観て欲しい最高の映画なので、 わざわざアカウントを作って感想を書きました。 そのくらいできるだけ多くの人に見て欲しい映画です。
全323件中、181~200件目を表示