「光の描写がとても綺麗な映画。中身はない。」光をくれた人 Oliverさんの映画レビュー(感想・評価)
光の描写がとても綺麗な映画。中身はない。
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主人公のおじさん的には若くて美人な娘から結婚したいと言われて性欲に負けたのでしょうか?たいして知性もないようなイザベルとかいう女性と結婚したのがトムの運の尽き。
バカな嫁の言うことを聞いたのが全ての誤りですね。
普通は警察にすぐ連絡するところを穴を掘り出した時点で、あぁこいつらダメだな、と思いました。
終始自己中なイザベルにはたいした同情もわかない。
産んでもないのに船から拾った子どもを私の娘にすると言い張り、本物の母親に引き渡すとなったら癇癪を起こし泣き喚く。
街で見かけたら母親の前で容赦なく抱き上げて自分の娘かのような顔つきで睨みつける。
本物の母親からしたらとんだ頭のおかしい人である。
レイチェルワイズがただただ可哀想。
自分の子供も懐いてくれないし。そりゃそうだ、変な他人にママは私だと洗脳されて5歳くらいまで育ったのだから。
美談でも何でもなく、ただバカな嫁が暴走する話である。
夫の真意、本物の母親のこと、グレイスの将来のこと、など他人のことを全く考えないで、
ただ自分のわがままだけを突き通す性格に嫌気がさします。
流産を何度も経験して悲しいことと他人の赤ちゃんを奪っても良いことは別物。
光の描写が綺麗なだけで中身は薄っぺらい作品でした。
最後に大きくなったルーシーが出会った頃と同じ歳くらいの赤ちゃんを連れて訪れますが、
何というか、、人生はあっという間にこんな風に光のように時間が過ぎていき、いろんな『光』に照らされつつ儚く散っていくのかなぁと考えさせられた。
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