「ニュースに実感を与える。」海は燃えている イタリア最南端の小さな島 だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
ニュースに実感を与える。
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イタリア最南端の島の、島民の生活と難民救助の現場の、交わらない現実を切り取ったドキュメンタリーです。
少年の毎日、祖母の毎日。ラジオDJ、自作のブーメランにパチンコ。
すし詰めボートで海を渡ってきた難民たち。船の底で折り重なる遺体。手作りボールの出身地対抗サッカー。
牧歌的な風景と、逼迫した命の戦いは、ほんとうに隣接しているんだな。
わたしは何も見ないようにして、毎日を平和に生きているんだな。
そういう実感を得ました。
だから何をしたらいいかまでは、思い至ってませんが。
二つの世界の接点はお医者さんだけみたいでした。
その説明が何もなくて、鑑賞後に公式サイトで読んで気づきました。
予習があったほうがいいと思います。
島の位置もわからんし。
島の少年のお家の食卓シーンが衝撃でした。
スパゲッティを蕎麦のようにすすっておられました!
おいおい、イタリア人もすする人おるやないか、日本来てラーメンすするのはハラスメントとかゆってるけど君らもすするやないか!と思いました。
ゆってる人はすすらんのやろうけども、それが世界共通のマナーにはなり得ませんよ。
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