「ぶっ飛び過ぎて伝わりにくい」アサシン クリード ハーツクライさんの映画レビュー(感想・評価)
ぶっ飛び過ぎて伝わりにくい
予告編で観たくなる よくある話だ。
全くもって予習もないし原型を知らない。
子供の頃 父親が母親を殺害したのを目撃した主人公がいきなり30年過ぎ 死刑囚になっていてすぐさま刑が下される
という、はしょり過ぎな展開
死んだはずが
死んだ という提で とある施設で目覚め
そこにいる研究者に協力を求められる。
変な装置をつけられ1492年の自分の祖先の記憶を追体験する装置で、追体験は自分の体にもシンクロするだけでなく 映像も一部が映るため 研究者たちも 唸る
主人公は全くもって知らないが
かつてアサシン教団のリーダー的な存在の祖先で 敵対するテンプル教団に迫害され 世界平和をもたらすアダムとイブに出てきたリンゴを巡り敵対していた というこれまた、ぶっ飛んだ設定に
主人公だけでなく見てるこっちも困惑しました。
しかし追体験する装置に入ってから
時々、フラッシュバックしたり アサシンとしての身体能力があがってくる。
追体験は自分から望めば自分を保てるが、抗い続けると精神が崩壊し
同じ施設の一部の部屋にはイカれた連中が殺気立っていて主人公は更に混乱
施設の研究者は科学の力でこの世から暴力を無くしたいという信念で主人公に向かい
主人公は産まれながら暴力的なのは仕方がない(血筋柄)が、同じ施設に自分の父親が居て 母親を殺した父親が許せず
自ら追体験装置に志願する。
そしてキーになるリンゴを見つけてとある場所へ隠すと研究者たちはすぐさまその場所を割り出す。
研究者たちは今も残るテンプル教団メンバーで隠されたリンゴを探し出す為に
アサシン教団の子孫達を追体験装置にかけていたが直系でないためにそこまで辿り着かず。アサシン教団の子孫は抗い続けた為に廃人になっていた。
主人公だけが唯一の直系で キーまでたどり着き隠したのが解ると
研究者たちは施設を捨て見つけだすが
廃人となっていた囚人たちは
アサシン教団として施設を制圧
主人公と共にキーを奪い返しに行く
という なかなかストーリー的には半ば強引ながらも、自分は素直に観ることが出来ました。色々繋がってるため意外と良くできてる
しかしキーとなるリンゴってのが結局 なんの力があったのか という描写がなかったり
施設にいた囚人は
リンゴを施設の人間に渡したら教団の戒律で主人公を消す 位の殺気だったのに 共闘するなど
結局アレなんなん?っていう沢山の疑問を含んでおり
映画としては面白い映画だと思いますが
観たあと何も残らない、結局観たあの映画何だったんだろう という体験が出来るVR映画‼ (3Dで観た)