「世界史を勉強した人なら冒頭のテロップでオチが判ります」アサシン クリード よねさんの映画レビュー(感想・評価)
世界史を勉強した人なら冒頭のテロップでオチが判ります
幼少期に目の前で実父に母を目の前で殺された暗い過去を持つ死刑囚カラム・リンチ。処刑されたはずが秘密裏に謎の施設に移送され、女性科学者ソフィアに自分が500年前にスペインでテンプル騎士団と戦っていた暗殺集団の一人アギラールの末裔であることを知らされ、身柄解放と引き換えに自分の遺伝子に残っているアギラールの記憶を追体験し、彼が隠した"エデンの林檎"の在り処を探ってほしいと告げられて・・・という話。
冒頭の”xxxx年アンダルシア”というテロップだけで、高校で世界史を選択した人ならあっさり読めてしまう安易なオチ。予告にも登場する、巨大なアームの先に被験者を腰ベルト一本で固定して振り回す絶叫マシーンとしか言いようのない追体験装置アニマス。物語のキーになるアイテムに”エデンの~”というダサい名前を平然と付けるセンス。ケレン味だけで無意味なアクションシークェンス等々どれをとっても苦笑しか湧いてこない酷い出来。追体験時の会話が全て律儀にスペイン語になっている点以外に評価できる点が何一つありませんでした。
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