「やり過ぎ感が否めない。」KUBO クボ 二本の弦の秘密 lotis1040さんの映画レビュー(感想・評価)
やり過ぎ感が否めない。
これ、やり過ぎ感が否めない。
しようがないのかなという感じもある。
子供向けという評価もあるかもしれない。
例えるなら、馬から落馬する感じ。
馬から落ちた後に
「ぼく、馬から落ちちゃってさ」
ってセリフで聴かないといけないんだろう?
見たらわかるのに。
そういうシーンが多い。
それを全部カットするだけで、かなりスマートな映画になったはず。
映像にも演出にもものすごくこだわりをもって作られていて、素晴らしい。
最後の展開は、
ああ、そうくるんだ? と思って
この製作者たちの日本の理解にとても感動した。
これおかしくない?という日本人的に見た違和感を
解決するように考えるなら、
全体をひっくるめて、海外への日本の紹介Vだと思えばいい。
これは現代版のKWAIDANだ。
生に対して死への日本人理解が今ひとつな事は否めないが、おそらく日本人が死んだところを見てないからしようがない。
とにかく全体素晴らしいスピリットで作られた作品である事は言うまでもない。
だからこそ、間の抜けたような感じは逆に観客をバカにしてるのかと思ってしまう。
そんなに説明しなくてもわかるから大丈夫。
まあ、この映画にかかわらず他の映画にもすべてに言える気がする。
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