手紙は憶えているのレビュー・感想・評価
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戦争責任に終わりなんてない…。
ずっと観たかった映画の一つ。
最後の最後に待ち受ける衝撃的な結末に、涙が止まりませんでした。
認知症を患う90歳の老人は、第二次大戦中にユダヤ人捕虜だった悲しい過去を持つ男。
ナチに家族を殺された復讐を果たすために、認知症でありながらも容疑者を求めて長い長い旅出ます。
寝むるとすべての記憶を忘れてしまう彼にとって、常に肌身離さず持ち歩いている手紙が命綱。
手紙を頼りに目的の為に、不安定な体を必死に動かしながら犯人の元に歩んでゆきますが、最後でまさかの衝撃的結末…。
全てを忘れた男に待ち受ける、悲劇の幕引きとなりました。
ミステリーでもあり、歴史物でもある、両方の面から楽しめる作品。
この作品は、ずっと心に残るものとなる気がします…。
最後にびっくり。
予想通りの結末だったが
ホームの友人の表情から、こういう結末になるだろうと予感しつつ観賞。それでも途中ずっとハラハラして釘付けでした。四人のルディーコランダーのストーリーもそれぞれ印象的で引き込まれました。最後は予想通りの結末でしたが、とても満足しました。
タイトルなし
記憶はあてにならない
90歳の主人公(クリストファー・プラマー)は認知症で、毎朝目覚めると妻が亡くなったのも覚えていない。
車椅子の友人(マーティン・ランドー)から、自分たちの家族を殺したナチスを探し出して殺してほしいと頼まれる。
怪しいのは4人で、順番に訪ねていく。
面白いけど何も言えない。
鮮やかな復讐
壮大な復讐劇
ヨボヨボおじいちゃんが よちよち歩き(笑)で 復讐の旅に出ます。 ...
心理描写が丁寧
自分の妻が亡くなったことさえ時折忘れてしまう認知症のゼブ。ホームに入所している。
アウシュヴィッツ収容所の生存者でそこで家族を殺されている。そこでの責任者も生存しており復讐する事を決意し探す旅に出るのだけど何しろ認知症ですから度々全て忘れる。
その復讐計画やらが書かれている手紙だけが頼り。
人と人の出逢いなど1つ1つ丁寧に描かれていて尚且つ何かありそうなサスペンスなのでゼブから目が離せない。
また、音や映像でユダヤ人収容所や戦争が連想される感じの描写もうまい。
しかも、こうしたキーワードや、それに対してのゼブの表情などが映画を見終わった時にはガラリと印象が違ってしまうことも凄い。
鑑賞後暗い気分になるし、さほど衝撃もなかったのに良い映画観たな~という気持ちにさせてくれる。
好き♪
ゼヴで終わらせるべき
この作品のラストはゼヴのアップからバン!で幕を下ろすべきだったのにマックスの御丁寧な二度手間の説明セリフでの終わり方に少し落胆。
確かに「メメント」っぽさもあり雰囲気は全く違うが「エンゼル・ハート」要素も!?ラストが特に。
全てがスムーズに用意周到で老人が苦労しながらを応援したりハラハラ、ドキドキしたりと期待したがラストで全てが納得。
「ハリーとトント」や「世界最速のインディアン」などお爺ちゃんが旅する映画としてもナイス。
S・ペンの「きっとここが帰る場所」と比較しても面白いと思う。
ある意味、恐ろしいマックスだが歴史を思えば悪役とは言えないし?がぁ腹黒い。
ミステリアスにマックスを保っていたかったが出過ぎでやはりラストのいちいち説明するのは台無しに近い終わり方のようにも!?
ナチハンターが存在している現実に驚かされた。
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