手紙は憶えているのレビュー・感想・評価
全78件中、41~60件目を表示
タイトルなし
クリストファー・プラマー、ブルーノ・ガンツ。 ベテラン俳優が素晴らしい 記憶を失った老人が、第二次世界大戦中に愛する家族を殺した元ナチス兵に復讐しようと旅に出る姿を描いたサスペンス ホロコーストものはどれも重たい 永遠に忘れてはいけない
記憶はあてにならない
90歳の主人公(クリストファー・プラマー)は認知症で、毎朝目覚めると妻が亡くなったのも覚えていない。 車椅子の友人(マーティン・ランドー)から、自分たちの家族を殺したナチスを探し出して殺してほしいと頼まれる。 怪しいのは4人で、順番に訪ねていく。 面白いけど何も言えない。
鮮やかな復讐
ゼヴの正体は何となく分かっていたけど、最後の正体が分かるシーンは鮮やかだった。スッキリするわけではないけど気持ち良かった。 認知症と言うのが何となく話を複雑にしてるのかな?と操られているだけで、とんでもないオチが用意されてるのでは?と勘繰ったけどそのままの物語で見やすかった。 ゼヴの正体は他の映画なんかを思い出しつつ大体オチはこうだろうと思っていたけど、ゼヴ=狼とか、ナチの息子のシーンなんかでヒントはくれていたな、と見終わってから思った。 とても面白かったし、ゼヴはボケているのかボケたふりをしていたのか、何とも悲しいラストだった。
壮大な復讐劇
重度の認知症の主人公ゼヴが、戦時中に親を殺したナチスを探しに出る話。 しかし、最後に待っていたのは、衝撃的な事実でした。この物語で重要になってくるのは、主人公が認知症だということです。主人公が認知症ではなければ、この話はできなかったと思います。きっと予想外のラストに、ぞっとすると思います。
ヨボヨボおじいちゃんが よちよち歩き(笑)で 復讐の旅に出ます。 ...
ヨボヨボおじいちゃんが よちよち歩き(笑)で 復讐の旅に出ます。 復讐相手も おじいちゃんです。 寝たきりとか... 眠ると記憶が飛んじゃう... 毎回起きる度 「ルース?」って 奧さんの確認から始まるの... なんか切ない(泣) パニクるものの 手紙を読むと すぐ状況把握できちゃう(笑) いい感じのまったり感なのに 緊迫感もあり 拳銃も震えながら持ってるから 別の意味でヒヤヒヤ〜 アルツハイマーでなければ 成立しない 復讐劇だったね
心理描写が丁寧
自分の妻が亡くなったことさえ時折忘れてしまう認知症のゼブ。ホームに入所している。 アウシュヴィッツ収容所の生存者でそこで家族を殺されている。そこでの責任者も生存しており復讐する事を決意し探す旅に出るのだけど何しろ認知症ですから度々全て忘れる。 その復讐計画やらが書かれている手紙だけが頼り。 人と人の出逢いなど1つ1つ丁寧に描かれていて尚且つ何かありそうなサスペンスなのでゼブから目が離せない。 また、音や映像でユダヤ人収容所や戦争が連想される感じの描写もうまい。 しかも、こうしたキーワードや、それに対してのゼブの表情などが映画を見終わった時にはガラリと印象が違ってしまうことも凄い。 鑑賞後暗い気分になるし、さほど衝撃もなかったのに良い映画観たな~という気持ちにさせてくれる。 好き♪
ゼヴで終わらせるべき
この作品のラストはゼヴのアップからバン!で幕を下ろすべきだったのにマックスの御丁寧な二度手間の説明セリフでの終わり方に少し落胆。 確かに「メメント」っぽさもあり雰囲気は全く違うが「エンゼル・ハート」要素も!?ラストが特に。 全てがスムーズに用意周到で老人が苦労しながらを応援したりハラハラ、ドキドキしたりと期待したがラストで全てが納得。 「ハリーとトント」や「世界最速のインディアン」などお爺ちゃんが旅する映画としてもナイス。 S・ペンの「きっとここが帰る場所」と比較しても面白いと思う。 ある意味、恐ろしいマックスだが歴史を思えば悪役とは言えないし?がぁ腹黒い。 ミステリアスにマックスを保っていたかったが出過ぎでやはりラストのいちいち説明するのは台無しに近い終わり方のようにも!? ナチハンターが存在している現実に驚かされた。
上質
ストーリーもテンポも演技も演出もオチも、全てが上質な映画。 凄い面白いって訳じゃないけど、(質の)いい映画見たなって感じになりました。 2回目見ると、また違った発見がありそう。多分見ないけど。 それにしても、認知症のおじいちゃんが銃を持ってフラつけるアメリカさんって、やっぱ偉大だね。
時が経って、惨劇の記憶が薄れていっても、その事実が消えることはなく...
時が経って、惨劇の記憶が薄れていっても、その事実が消えることはなく、連鎖的に新たな悲劇を生んでいく。 主人公は忘れてしまったのか、 無意識のうちに目を背けようとしてしていたのか、 果たして。 私たちはどうなのか。
老人版メメントか
おもろかったです。 最後に秘密が…系と聞いていたので、 ラストを想像していましたが、 割りと容易に想像できるものでした。 だからといって、 面白くないという訳ではなく、 最後まで楽しめる作りでした。 老人の悲哀というんですかね、 自分も相手も殴り合う力もない老人同士という… 認知症ってことで、 なんとでもできるっちゃできる。 老人版メメントですかね。
ドイツは偉いよ。
反ナチの名作。 アウシュビッツを軸としてこんなストーリーにできるとは! 子供の頃から反ナチの映画いっぱい見てきたけど、こんなに静かな復讐劇に感動。 各所に収容所のイメージを移しつつ、最後あんなことになるなんて! 必見。 ナチズムの映画が世界で公開されても、ドイツは何も言わない。 これがこの国の旧軍題材で復讐劇なら、右の人がやかましいような気がする。 二度とやらない反省の心意気が違うのか。
見やすかった
まあ途中からオチが見えていたとはいっても、テンポよく観やすい感じの映画だった。 痴呆のおじいちゃんに拳銃打たれるのは怖すぎるわいや〜〜。途中の兄ちゃんと犬はわりかしショックでした。 殺された人だけでなく、ナチスの側に立っていた人までを葬ってしまうナチス・ドイツとは。過ちの深さをしみじみと考える。
全78件中、41~60件目を表示