劇場公開日 2016年10月28日

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「心理描写が丁寧」手紙は憶えている 豆さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0心理描写が丁寧

2016年11月30日
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鑑賞方法:映画館

自分の妻が亡くなったことさえ時折忘れてしまう認知症のゼブ。ホームに入所している。
アウシュヴィッツ収容所の生存者でそこで家族を殺されている。そこでの責任者も生存しており復讐する事を決意し探す旅に出るのだけど何しろ認知症ですから度々全て忘れる。
その復讐計画やらが書かれている手紙だけが頼り。

人と人の出逢いなど1つ1つ丁寧に描かれていて尚且つ何かありそうなサスペンスなのでゼブから目が離せない。

また、音や映像でユダヤ人収容所や戦争が連想される感じの描写もうまい。
しかも、こうしたキーワードや、それに対してのゼブの表情などが映画を見終わった時にはガラリと印象が違ってしまうことも凄い。

鑑賞後暗い気分になるし、さほど衝撃もなかったのに良い映画観たな~という気持ちにさせてくれる。
好き♪

豆