あたらしい野生の地 リワイルディング

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あたらしい野生の地 リワイルディング

解説

野生では絶滅した動物種を再び野に放つことで、その土地の生態系を復元しようとする「リワイルディング(再野生化)」を成功させたオランダの自然保護区を取材し、そこで暮らす動物たちの1年間を美しい映像でつづったドキュメンタリー。オランダの首都アムステルダムから50キロの海沿いに位置する小さな自然保護区「オーストファールテルスプラッセン」。1960年代に干拓事業を行ったものの失敗し、そのまま人々から忘れ去られていたこの土地には、わずか45年で命の宝庫ともいえる野生の王国が築きあげられていた。なかでも、リワイルディングの試みとして放たれたコニック(馬)たちは、人間の介入の外でこの土地に適応して順調に繁殖し、現在では2000頭を越える数が確認されている。人間たちが手放した土地で生態系が回復していく過程をつまびらかにすることで、自然と人間との新しい関係性を模索していく。

2013年製作/97分/オランダ
原題または英題:De nieuwe wildernis
配給:メジロフィルムズ
劇場公開日:2016年10月29日

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映画レビュー

3.5再野生化した地をじっくり丹念に写す

2016年11月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

「リワイルディング」とは耳慣れない言葉だが、「再野生化」という意味らしい。

オランダの首都アムステルダム近郊の土地。
そこはかつて干拓事業を行おうとした土地だったが、事業を放棄し、そのまま放置していた。
十数頭のコニック種の馬(ヨーロッパ原生種に最も近い馬種)を放ったが、45年経て、馬たちはヨーロッパ最大の群れになった。
そのほかに鳥、キツネ、鹿など、さまざまな野生動物が自然生態系の中で暮らしている・・・

その姿を丹念に追ったドキュメンタリーで、なんらかの動物を主人公に据えたり、物語的に語ろうとはしていない。
ただ、移ろう四季のなかで繰り返される、捕食・被捕食の姿が映し出される。
オランダ語で語られるナレーションも淡々としている。

なので、有名な俳優やタレントさんが吹替えを担当し、シネコンで上映される類のドキュメンタリー映画とは一線を画している。
撮影対象を、再野生化した土地に限定しているのも効果的。

ただし、アムステルダムとの距離感や、これまでの経緯などを、もう少し画で説明してほしかった。

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りゃんひさ

3.0リワイルディング⁉︎

2016年11月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

リワイルディングという言葉に引かれて見たが、リワイルディングの過程の映像がある訳ではない。よく考えれば、リワイルディングには何十年もかかるのだから、まずそんな映像がある筈は無い。破壊された自然が将来リワイルディングされるかどうかはわからないのだから、将来使えるかどうかわからない映像を取り続けるなんて、今の時代、やるはずがない。
映像は、どアップがあったりで、かなりいいかも⁉︎
しかし、単に動物の自然の生態を追った映画とも言えるので、ここまでリワイルディングを強調するのは、なんだかな〜?ですね。
タイトルに騙された感、強し!

現在ある自然の大概は、何かに破壊されて再生された筈、つまりリワイルディングされたものではないですかね?
タイトルがキャッチーな動物生態ドキュメンタリー映画ですね。
繰り返すが、映像は良いと思う。

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asdf

3.0干拓直後からの映像があると、より良かった。

2016年11月7日
iPhoneアプリから投稿

映像はきれいでよく撮れていると思う。しかし、それだけではオーストファールテルスプラッセンである意味を感じられない。
45年前からの再野生化が進んで行くのがわかる映像が欲しかった。それがあれば星5個の可能性があった。

大型肉食獣がいない環境では、今後食物連鎖に行き詰まりが生じるのではないかと感じました。
ウマやシカを襲えるようなオオカミか大型のネコ科動物(ヨーロッパだと何?)が野生化すれば完成に近づくのでは。
アムステルダム近郊では難しいでしょうけども。

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SUZUKI TOMONORI

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