関ヶ原のレビュー・感想・評価
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原作を読んでいないからなのか、歴史は学校で学んだ程度だからなのか、...
原作を読んでいないからなのか、歴史は学校で学んだ程度だからなのか、あまり面白いとは思えなかった。 ただ、一緒に行った原作を読んでいる友人も、あれは司馬遼太郎ではない!と言っていた。 うまい俳優を揃えていただけに、勿体無く感じました。
サムライの真実や、忍者の実際も、忍者映画よりも描けている!
●当時のベタな時代の中での「イクサ」を、血なまぐさい所も ぎりぎりリアルに描いている。 ●忍者の戦闘シーン、忍者の仁義、伊賀忍者、女忍者のキレ 忍者の状態が(大野忍者映画よりも)良くわかって面白かった。 ●平岳さんの迫力がすさまじく、この映画で一番のサムライだった。 そのサムライ魂に刺激され、直後からタスクがどんどんはかどった! ●エロティックな演出が、家康の出っ腹(本物?)でセクシーさを表現しており、『とぎ』など、歴史的な語彙を知る教養がある人にだけわかる楽みがあった。 ●岡田准一によって、大嫌いだった石田光成が苦悩のサムライだったと思える。歴史は、戦争で負けた者を「悪者」として話に残すから、そうなのではないかと思った。 ●丁寧に描かれた、ここでの知略攻略は 現代の仕事や社会のリアルで、必須でもあり 大学のMBA授業にでも非常に使えると思う! ●人気の豪華俳優だが、皆 役にぴったりで軽くない! 久しぶりに楽しめた、知的なサムライ魂の映画。 高校生でも見て、未来を切り開いて欲しい。
全く面白くない映画だった。ある程度関ケ原の合戦について勉強していた...
全く面白くない映画だった。ある程度関ケ原の合戦について勉強していたので場面や内容は分かりましたが、飛び飛びで大雑把で歴史に詳しくない人が見ても全く面白くない映画だと思います。金を出してみる映画じゃない。時間と金の無駄です。私見です。
わからなかった
セリフがはっきりと聞き取れない。 ストーリーを詰め込み過ぎ。 よって、何が何だかよくわからないまま話が展開していく。 私には「世紀の駄作」としか思えない。 2時間半の時間の無駄だった。
原田眞人監督の強い拘りに思うこと。
事前に司馬遼太郎の原作を3読。 他にも関ヶ原合戦周辺の小説と学術書を改めて数冊読破し、 8月に美濃・関ヶ原を訪ねて、合戦の地の音と風と広がりを感じ 地図を片手に東西両軍の諸陣地跡を踏破して、 しかと記憶に留めておいてから、いざ映画館へ!! 歴史、大好き。予習は、完璧(^_^)v。 結果の149分は、実に面白かった!!息つく暇もなし。 原田眞人監督、これだけ拘りつつ、思う存分作られたのですから、 ご本懐というものでしょう…。 さて、まず【良かったところ】 平岳大の島左近!!あの侠気と優しさ、剛勇ぶりには、惚れました(#^.^#)。 怒涛のような合戦場面のリアリティ。あの場面を見るためだけでも、観賞の価値はあります。 ただ、局所での激闘は伝わっても、全体の戦局が見えない。 多少の説明や図解は必要かと。 細部に亘る監督の拘り。誰にわからなくとも、「自分のために」こうしなければ気が済まない…という気迫が至るところに感じられます。 こうして完成した、待望の『正統派本格時代劇映画』でした(*^^*)。 【残念ポイント】 原作にはない、「原田監督が創作した全ての部分」が、実にわかりにくいし、時に不要と思われる点。 原作とは乖離した「伊賀者」の暗闘ぶり、小早川秀秋の人物像(石田三成とは、何が通じ合っていた?)、 初芽との出逢いと別れの場面、島左近の最期 などなど…。 「初芽」に至っては、私は司馬氏の原作の中でさえ、不要な存在だと思っています。 柳生家仕官のエピソード挿入や、直江兼続登場の必要性にも、疑問符。 三献茶のエピソードの部分だけ、突然幼少の司馬遼太郎(ほぼ現代)を わざわざ登場させた意味が不明。 監督の構想の中では、主人公が「島左近」⇒「小早川秀秋」⇒「島津義弘」と変遷したとのことで 各人物への思い入れが特に感じられる構成ではありましたが 結局、平岳大の好演もあり、人物が鮮やかに浮き彫りになった島左近以外の 小早川秀秋、島津義久の2人は、どちらも中途半端にしか描き切れていません。 J事務所のタレントを主演にもってきた業としか思えないけれど 公式サイトは別として、他メディア(映画.comも然り)において 石田三成=岡田准一の顔を一切出させない徹底ぶりは、あまりにも不自然。 作品として、主演俳優の顔を出せない宣伝記事や広告なんて、あり得るのでしょうか??? 言いたいコト言ってしまいましたが、監督の思いに、 「私としては」血沸き肉躍る149分でしたよ。
真っ直ぐすぎたその生き様。淡々と語られる歴史絵巻。
【賛否両論チェック】 賛:乱世にあって己の正義を貫くために、あまりにも真っ直ぐに生きた石田三成の不器用な生き様を、その人間臭さも交えながら、重厚な雰囲気の中で描かれていくのが味わい深い。 否:かなり早口で、何を言っているか聞き取れないセリフが多い。登場人物も多く、勢力関係も予備知識が必要不可欠で、淡々と進むストーリーも教科書のようで退屈か。 原作が司馬遼太郎さんというだけあって、かなり重厚でダイナミックな時代絵巻に仕上がっています。劇中でも、 「将の上の将になるには、純粋すぎるやも知れぬ。」 と言われていた通り、戦国時代を生き抜くにはあまりにも愚直で、何事にも義をもって貫こうと戦い続けた石田三成の姿が、雄々しくもどこか切なく描かれていく様子が、観ていてグッときます。 しかし逆に言うと、まるで歴史の教科書を読んでいるかのように、関ケ原の戦いまでの過程が淡々と描かれている印象なので、興味がないとかなりの高確率で眠くなってしまいそうです(笑)。セリフもかなり早口で難解なのも難点です。 良くも悪くも歴史の好きな方向けの作品と言って、間違いなさそうです。
この映画、大筋で支持します。
なるほど、新解釈とするにはあまりにも疑問点が多々ある。女忍者の仕事っぷり、弩や朝鮮式大砲などの武器、左近の最後、金吾の本音、、、。それに、抜け落ちすぎている戦前戦中のエピソード。だから評価が低いのだな。 しかし。そもそも2時間のなかに「関ケ原」を描こうとするのだから無理があるのは当然なのだ。要は司馬遼太郎の原作のどこを拾ってつなげ、クライマックスの合戦に持ち込むか、だ。 まあその点でも余計な描写はあったけども。特に女忍者は否定的なご意見が多いのだろう。いたところで男だ。お伽の相手もする男のはず。 だけど個人的には、そんな犬(忍者)にさえも筋を通す三成を描いたおかげで彼の堅物すぎる正義が際立ったと思う。 乱暴な言い方だが、最後に関ケ原にいたるまでの三成と家康の将棋のような政治的駆け引きを知らない人は、この映画を観る前に予習しとかなくちゃダメだと思う。じゃないと話に乗り遅れるばかりだ。猛スピードで走りゆく、たった2時間しかない映画に描かれない部分は、各自の知識で脳内補完するしかないのだから。 配役の妙には恐れ入った。 監督の表現したいキャラクターを、各役者が見事に体現している。左近を筆頭に、刑部しかり、清正しかり、正則しかり、ねねしかり、維新入道しかし。方言を用いるため、ややセリフを聞き取れない部分はあるものの、その分ありあまる個性と緊張感が伝わってきた。 なにより役所演じる家康の、抜群の家康らしさといったら、憎らしすぎて嬉しくなった。そのひねくれ具合が、アンチ家康の歪んだ心理ならではなんだが。 これまで幾度も映画やドラマで取り上げられてきた「関ケ原」。この解釈は大いに評価されるべきと思うがどうか。 ただできれば最後に、干柿を断って「燕雀いずくんぞ~」のエピは入れて欲しかった。じゃないと、三成が戦場から逃げた理由が伝わらないよ。
☆☆ とにかくおぞましい作品でしたね。 いや、いいですよ!ひたすら...
☆☆ とにかくおぞましい作品でしたね。 いや、いいですよ!ひたすらリアルを追求する姿勢。 黒澤時代劇もある程度リアルを追求したから、アレだけの名作になった訳だし。 でもですね。往年の東映時代劇等を観て、「時代劇たのしいな〜」と、思えば思うほど、時代劇特有な様式美が大事だと気付く訳ですよ。 世評の否定派では、セリフが分からない…って意見が圧倒的に多く。確かにそうなんですが、それ自体は何とも思っちゃいません。 過去には溝口の『元禄忠臣蔵』とゆう、セリフをリアルにした結果、さっぱり何を言っているのか理解出来ない作品は有りました。 でもね『元禄忠臣蔵』には作品全体の品格が半端無かったんですよ。 ところが『関ヶ原』には、作品全体に漂う品の無さ…がもう全く耐えきれない映画でした。 ※ 1 昔、今村昌平は小津安二郎に「君の映画には汚い人しか出て来ないね」言われたとか。 その答えとして今村は、「それならば俺は、徹底的に社会の底辺の人間を描いてやる」と思ったとか。 結果今村の作品には、汚い生活をしながら生きる人間であっても、人の本質の美しさを生涯をかけて描いていた。 少なくとも私にとって『関ヶ原』には、その様な品性が私には感じられ無く。ただただ気持ち悪さしか感じられなかったのでした。 ※ 1 何を持って過去の人の作品と比べるんだ?…って話ですね。 作品をアレコレと考えている内に出て来た思いを、勢いで書いてしまいましたが…。 2017年8月28日 イオンシネマ板橋/スクリーン8
太閤に、過ぎたるものあり?
義を掲げ、利に走るのが、人の常。それでも、義を貫く石田治部の潔さ、しかと見届けました。 原作未読なので、先入観なく楽しく観てました。残念なことに、私、石田の治部様も、三河の権現様にも、会ったこともなければ、話したこともないので、想像するしかないんですが、御両人、人を惹き付ける何かを、お持ちのようですね。ただ、義を執るのか、利を獲るのかが、運命の分岐点になったようです。 寝首を掻いたところで、三日天下の逆賊扱いされることは、身をもって学習された御両人。大いなる義をもって事に当たるのは、結構です。ただ、私としては、人が人を殺し合うことでしか、大儀を示せない時代の雑兵には、生まれ代わりたくないものです。壮大な合戦とは、壮絶な殺戮でしかない。スクリーンが、そう言ってました。 確かに予備知識がないと、"?"の連続かも。でも大切なのは、史実と違うとか、原作とのズレを嘆くことで、過去にわだかまるより、私達が、未来に何を伝えるかでは、ないでしょうか。何を伝えるかは、御見物の皆さまに委ねます。 さて、監督さん、次回作は、応仁の大乱どうです?。今、ブームです。前売り券と、西陣織の巾着の豪華セットを限定販売…っていくらするのよ!?。 追記 「クライマーズ ハイ」もそうですが、監督さんのセリフまわし、言葉を伝えるのでなく、現場の空気を伝えるもののようです。それと上方の人が、薩摩の方言を理解出来なかったのは、ウソではないと思います。現場の混乱と狂躁から歴史は創られる、そんな監督さんのスタイルに、ご理解頂けたら幸いです。
「三成と家康以外わからへん」「歴史好きな人は面白いの?」
「三成、家康以外わからへん」 「歴史好きな人は面白いの」 近くで見ていた女子大生二人組の感想です。 これがこの映画のすべてです。 とにかく脚本が悪い。 「関ヶ原」で有名なエピソードが、殆ど抜けている。 「伏見城落城」「小山評定」「関ヶ原の前哨戦(島津との確 執)」「秀忠遅延」「秀秋への鉄砲督促」「島津の撤退戦」 等々、丁寧に綴れば「三成、家康以外わからへん」ことは なかったはず。 忍者のエピソードは必要?これを整理すれば十分余裕があっ たはず。 又、クライマックスの合戦シーンもお粗末。 たらたらとしたゲームのようなシーンに、眠気さましの大砲。 「スーパー戦隊」シリーズのほうが、マシ。 「歴史好き」もそれ以外のかたも楽しめない。 涼しい所で2時間半過ごせる以外は、苦行。
駄作
とにかく、関ケ原の戦いが短い。有村架純はいる?もっと描かなあかんとこがあるよね。まず前哨戦の伏見城の戦いがない。南宮山の吉川広家の毛利本隊のとうせんぼ。島津維新入道の島津の退け口などなど。ディテールは毛屋主水の饅頭の話ぐらいや。三成が動かない西軍の諸将に対し、交渉が大変やったことが描ききれてないし、もっと関ケ原の戦いを中心にやるべきやったよ。大谷さんが戦いに反対してるとこもなかったなあ。
戦のシーンは迫力あった(^^)b
意外と忍びがピックアップされてて、少々リアリティに欠ける。 逆に戦のシーンは、人を多数投入して迫力の映像になってた(^^)b そして、長槍の使い方も“突く”のではなく、“叩く”という新しい使い方の解釈を採用してて、この辺はリアリティ有り(^^)b 戦国時代好きなので、個人的にはリアルな戦のシーンが見れて満足です(^^)b ただ、登場人物が多くて、長い上映時間とはいえ誰が誰だか覚えられん(;´Д`) コレは誰だっけって思ってるうちに終わっちゃいました… この作品、日本史が苦手な人には、ちょっと難しいかもね~ ってゆーか、伊藤歩と中越典子がなんかゴッチャになって、あれ?あれ?って… この二人、似てないですか?(^_^;)
期待外れもココまで来ると…
役所さん、岡田さん、平さん・・・の演技力は光ってますが、 しっかりした原作があるのに、ど-したらこんな駄作になるのか 悲しくなるほど信じられません。 本当に20年近く構想を温めて来たのでしょうか? 二部作にしてでも丁寧な製作をして欲しかったです。
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