「批評以前に「不良品」」関ヶ原 モーパッサンさんの映画レビュー(感想・評価)
批評以前に「不良品」
台詞が聞き取れない。「早口」「方言」が原因と評している人もいるが、モゴモゴとしか聞こえないので、音響処理の失敗だと思う。作品としての出来を論評する以前に、これでは物理的に不良品だ。俳優の熱演やスタッフのすばらしい仕事がだいなしだ。さらに、説明不足で「この人たちは誰?」「なぜこんなことするの?」という謎が多い。原作を読んで、しっかり頭に入れてからでないと理解できない。「予習しておかないと難解」と言われた「ダ・ヴィンチ・コード」でさえ、キリスト教、ヨーロッパの文化・歴史・地理に関する一般常識があれば困らなかったのに、「関ヶ原」はひどい。申し訳ないが、「見て損した」感が残る。
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