エルネストのレビュー・感想・評価
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モーターサイクルダイアリーでのエルネストと、フレディの共通点
オダギリジョーだから観ました。ラテンアメリカの世界には大変疎いです。全然国の位置とかも分りません。
ボリビアってどこ?なわたしが観ました。
チェゲバラはモーターサイクルダイアリーズを見ていたので、その分だけ知ってるという感じです。
モーターサイクルダイアリーズのエルネストも、フレディと同じく正義感を持った純粋な青年で、医学への希望を胸に学ぶ学生でした。
真面目で正義感の強い感じ、寡黙な感じが、確かによく似ているなと思いました。
40代のオダギリジョーが、まだ青さのある20代らしい青年に見えて、上手ね、と思いました。
ルイサを妊娠させたのに責任を取らない同級生に、食ってかかる感じとか、生まれた子供とルイサを支えるためにお金を渡そうとする感じとか、
優しい人だなと思いました。金を渡す代わりにやらせろ的なことを言わないけど、フレディはルイサが好きなんですよね、多分。
ボリビアでの少年期の回想が、フレディの最期とリンクしたのに驚きました。
まったく想像していなかったから。
少年フレディが成金息子としてえらそうに施しをしていたとは思いません。フレディに寄り添ってみてきた観客としてはそう思います。
ですが、脈が速いといわれていた少年は、きっと誰かにフレディの行いは成金の気まぐれな哀れみだと教えられたのでしょうね。
これまで興味のなかった世界の話ではありますが、人の切実さは伝わりました。
よって、もうちょっと勉強したいなと思いました。
フレディとルイサとチェゲバラ以外の人がぜーーーーんぜん見分けられなかったです。
ラストに出てきた学友は、ほんとうにフレディの学友だった方なんでしょうかね。
初めて知った
ボリビアでゲバラと行動を共にした日系人がいたことを初めて知った。入植二世で、ボリビア愛が強ければ、あり得ることではあるけれど。
それにしても、オダギリジョーのセリフが全て(よくわからないけど多分)流暢なスペイン語であるのはすごいし、驚いた。
日本の映画でこういうのができるんだ。
ただ単純に、日本人の監督によって、こういう映画ができることがすごいなと思いました。
言葉、時代、思想等々、様々なものを乗り越えてできた作品だと思います。
オダギリジョーさんも、よく頑張りました。
子役が(笑)
お題は興味あったのですが
いまいち
感情移入出来ず残念でした。
夢叶わず⁇
最後が呆気ないというか
えっ?
ここで
殺されちゃうの?
も少し携わってた人なのかと
勝手に思ってました。
ストーリーとしては、 サブタイトルにもある 「もう一人のゲバラ」を...
ストーリーとしては、
サブタイトルにもある
「もう一人のゲバラ」を主人公に、
キューバ革命のとある一端を
描いたストーリー。
トレーラーを見て、
もう一人のゲバラ(影武者?)として
ゲバラによって選ばれた
"日本人キューバ革命軍の話"
だとばかり思い込んでいましたが、
実際には
ゲバラに憧れ、願いを込めて
キューバ革命に参加した
日系ボリビア人の話でした。
キューバ革命に「核ミサイル」が
関わっていた事や、
ゲバラ氏が日本訪問時に
原爆被災地への訪問を自ら希望し、
日本政府の反対を押し切り、
強行訪問をした過去もあった事から、
今回の「日本・キューバ合作映画」
という形が実現した…のかな?
主演のオダギリジョーさんは、
一切日本語を離さない
全編スペイン語の役で、
話し方も見た目も、
一切日本人には見えませんでした。
本当に凄い。
きっと、題材的にも米国をはじめ
先進国の映画賞・評論で扱われる事は
ほとんど無いのだと思いますが…
ぜひ今作の
オダギリジョーさんの熱演を、
沢山の人に見て頂きたい!(>_<)
知らない事だらけ
チェ ゲバラは知っていても、エルネストと呼ばれた男の人は知らなかった。
ゲバラが広島に来ていた事も知らなかった
ウユニ塩湖で有名なボリビアでアメリカが関わるクーデターが起きた事も全く知らなかった
オダギリジョーさんが日系二世を演じるのは理解出来るけど、子役が南米人なのは理解出来ない。
スペイン語を話せる子役がいなかったのかなぁ
想像していたものほどでは・・・。
あくまで日系人フレディという人物を知らなかった自分の思い込みなのだが、フレディは、ゲバラの「側近として活躍」していたのかと思っていた。どうやらそうではなかった。革命兵士のひとりなだけであった。なにかを成し遂げたわけではなかったし、ゲバラとの関係も希薄の思えた。
ただ、その祖国愛が深い。ゆえに彼の行動に感銘を受けた同窓生は、いまだ彼の行動に敬服しているし、立派なことだと思う。だけど、それに見合うような感動や感激は得られなかった。
なるほどなるほど
歴史はざっくり人物はしっとり。位の知識で挑みました。
静かーに、ひたすら静かに「フレディ」を描いていくこの作品。エルネスト=エルネストで、革命軍の中心で何かを叫ぶぞー!なんてのを期待してるとガッカリするので、フラットに楽しんで下さい♪
端々の言葉達とムチムチで優しげなルイサを堪能しつつ、オダギリジョーの佇まいを堪能させて頂きました。
上映してくれたシネコンに感謝
祝日、若者で賑わうショッピングモール内のシネコン。その中で年齢高めの客層。
近所のシネコンで、この作品を上映してくれた事に感謝します。
自分、おっさんですが、あまり教養が無い方だと思います。
キューバ革命もキューバ危機も、聞いた事が有るなっていう程度です。
こんな時、皆さんのレビューを読むと、知識豊富な方がいて勉強になります。
そして、その教養の無さが幸いしたのか、最後まで退屈する事無く鑑賞出来ました。
戦闘シーンが少なかったのも、自分には合っていたかもしれません。
それから、自分かなり涙もろいです。
映画館でも、よく涙を流します。
この作品も序盤の広島のシーンから、目頭が熱くなります。
その後も目頭が熱くなるシーンが多々あったのですが、何故か涙が流れませんでした。自分でもよくわからないですが、不思議な感覚でした。
軽々しく泣いてはいけないという心理が、無意識に働いたのかもしれません。
また、自分の人生経験では、フレディの心情を理解するのが難しかったからかもしれません。
もっとも、彼が消えた後の学友の台詞から推測すると、身近な人達でもフレディの心情を理解するのが難しかったのでしょうが。
この映画、見終わった時に明確な感想が浮かびませんでした。
でも、何かが心にのしかかった感覚が残りました。
観て良かったと思える映画です。
今後の海外での成長、活躍を祈る。
『FOUJITA』『オーバーフェンス』『湯を沸かすほど…』と全く違う役者の一面を見せる小田切。テレビ界の山口雅俊に鍛えられたオダギリが今回は『エルネスト』。前回、洋画家のFOUJITAを演じたが、それよりも今回のボリビアのフレディー(エルネスト)という役を自分のものにしているところは圧巻であった。オダギリの存在感、役者魂が溢れんばかり。今後も、海外で伸びて成長してほしい役者だ。それと対照に広島の新聞記者を永山と演じている。ゲバラとの別れ際に、なぜ「ボン・ヴォヤージュ」という挨拶?
今回の作品の監督は阪本氏だが、これまでの作品とは、確実に一線を画している。しかし、今回戦士としてボリビアに向かってからの話の展開がイマイチ。愛する祖国ボリビアで軍事クーデターが起きているにも関わらず、フレディーは人伝にに聞いていることになっている。この件は、事実なのか?? 祖国を愛するフレディー。日本人である私にとって「我が祖国の血」というものは判らない。フレディーがゲバラに出逢い投げかけた質問にゲバラが静かに答える。その言葉は、フレディーに何をもたらしたのか。その答えは、この映画では、あまりに訴求力が弱すぎた。
フレディーの父親と母親はどんな方であったのか。
10月9日はゲバラの命日、君死にたまうことなかれ
昨夜、エンディング字幕をみていたら翌日がゲバラの命日だと気がついた。そう今日がそうです。
若気の至りなのか、正義感なのか、祖国愛にいたたまれなく、場違いな蜂起をしてしまう。
私もそうしたであろう。それが若さなのだろう。
しかし、そんな時、
君死にたまうことなかれ、を思い出し、
さらに、
他人を殺したもうことなかれ、を考えてほしいものだ。
それにしても、
幼年時の子役が悪くどう思い出しても日系人には思えない印象が最後までこの話に深味を外してしまったような気がする。
私はイントロを聞き違いしてしまった。
また、時代違いの映画がだなぁ
のっぺりとした作品
場面の展開が唐突で置いてけぼりな部分が多々あったが、そればまぁまだ良い。
問題としては全体的に盛り上がりにかける。
伝えようとしてる事は分からなくもないが、もう少し伝え方は有ったのではないだろうか?
感動も興奮もなく「これで終わりなの?」といった内容で、楽しめはしなかった。
オダギリジョーはいいです。やはり。
こういう異国の出来事を映画で知ることはいいと思います。
オダギリジョーはいい俳優さんです。
ゲバラが広島に来て思うことがあったのなら、前村という日本名を聞いて何か感じた?シーンがあれば。
でもフレディは日本に思い入れなかったかもですが。
日本というキーワードで繋いでほしかった。
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