「進化するレプリカントの未来について・・・」ブレードランナー 2049 ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
進化するレプリカントの未来について・・・
映画館で観た時には、冒頭部分で長い瞬きをして見逃してしまい、内容をイマイチ理解できないままの鑑賞で、引き込まれることもありませんでした。ファンの人には申し訳ないですが、この作品は自分には合わなかったかな。
今回、BSでのテレビ放映ということで、もう一度見てみようかなって感じで鑑賞です。
退廃した近未来の状況は、画的に見応えがあったと思います。
ただ、どうなんでしょう、ファンの皆さん。前作の続き、見たかったですか?あのまま、終わっていた方が名作として伝説になったんじゃないですか。
映像の進歩は確かに魅力的だとは思いますが・・・
【ネタバレ】
結局は、前作の続きって感じですよね。デッカードとレイチェルの間に子供がいたって事なんだけど・・・
レプリカントが妊娠して出産したのが、重大なことであって、その子供を探すっていう話ですが、その子供が自分かもしれないと、困惑するブレードランナーがメインかな。
ハリソン・フォードの再登場とかは、ファンの人嬉しかったんじゃないかなとも思うんだけど・・・
【前作のネタバレ含みます】
前作「ブレードランナー」は、劇場公開版が気に入らなくて、リドリー・スコット監督が作り直した物など、いくつかのバージョンが存在します。
「ディレクターズカット/ブレードランナー最終版」で、監督がデッカードもレプリカントじゃないかってのを含ませた終わり方にしたのに、本作品で人間だった事が判明した。これって良かったのかな?
最後に一言、あの現実じゃない彼女が良い。アナ・デ・アルマス、彼女の存在がこの作品で一番の魅力でした。ビジュアル的にも、性格?的にも、非常に可愛らしい女性でした。
僕のNo.1は、劇場公開された高校生の頃から今に至るまで何十回も観た「ブレードランナー」なのですが、この続きはいりませんでしたね。物語をハッピーエンドにして、ラストシーン以外にもヴァンゲリスの音楽使って、主人公の一人語りを入れれば、まだなんとかなったと思います。