「自分が何か特別な存在でありたい」ブレードランナー 2049 夢見る電気羊さんの映画レビュー(感想・評価)
自分が何か特別な存在でありたい
この映画はレプリカントと人間というよりは、何か特別な人間でありたいと思う普遍的な欲求に関するものだと思える。
レプリカントとは労働としての価値しかないもの、人間とは生きるだけで価値のあるもののメタファーである。
現実に存在する僕ら人間であっても、自分の価値がどこにあるのか、その本能的な欲求は、レプリカント同様にあるのだろう。
ラストにかけての物悲しさと共に、自らの生きる意味について考えられる映画となっている。
コメントする