「哲学的な話が観たかったんじゃない」ブレードランナー 2049 DKawaさんの映画レビュー(感想・評価)
哲学的な話が観たかったんじゃない
前作から35年ぶりの新作。
レプリカントが人間と共に仕事をし、差別され、癒しを求める。
自分は特別な存在かも?との期待が裏切られても信念をもって行動する。
前作から続く「人間って何?」という哲学的な話…。
でも、前作で俺たちが夢中になったのはそんな高尚な話じゃないよね。
未来のイメージをスターウォーズ的なピカピカ世界でもなく、マッドマックス的な世紀末世界でもない、
新旧ビルの街に酸性雨が降り、アナログ・デジタル技術で混沌とした世界にワクワクして、
そんな混沌の中、未来の人々が暮らす世界で、ハリソン・フォードの賞金稼ぎのような探偵のようなハードボイルドな所にシビれたんだよね。
D.ビルヌーブ監督は優等生すぎるよ。
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