「レプリカントの哀しみ」ブレードランナー 2049 ヤスさんの映画レビュー(感想・評価)
レプリカントの哀しみ
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IMAX3Dで見てきました。
レプリカントが子供を産むことを奇跡と呼び、母親は出産時に亡くなっていて、娘は免疫不全でガラスの中。主人公の捜査官Kは子供の頃の記憶が、もしかしたら自分のものかも期待したけど、結局は他人のものだと知る。作られた人間であるレプリカントは、誰もが漠然とした不完全感を抱えているようでした。
(レプリカントという対象で表現するから分かりやすいですが、私たち人間だって同じですよね。)
レプリカントの哀しみはよく分かったけど、この哀しみを癒す答えが導かれていたのか、よく分からなかったです。ラストシーンでデッカード(ハリソンフォード)に木馬を渡して娘と合わせることで、Kは癒されたのだろうか?不完全さを不自由さを抱えるレプリカントとしての人生の最後に、自分の意思に沿って行動できたから満足だったのかな、、、そこらへんがあまり感情移入できず。
前作は見ていません。前作と今作をつなぐストーリーであるインターネット上に公開されている3つの短編は視聴した後に劇場に行きました。
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生々しく気持ち悪い描写も多く、ちょっと途中で気分が悪くなってしまって、私は苦手でした。
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