「期待はしてなかったけど」ブレードランナー 2049 ミハエルさんの映画レビュー(感想・評価)
期待はしてなかったけど
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ロボット刑事Kが
自分のアイデンティティに悩み
バーチャル子ちゃんに慰められ奮闘しながらも
最後まで酷い目に遭い続ける映画。
上司になじられても
世間に奇異の目で見られても。
刺されたり、どつかれたり、撃たれたりしても
愛しのバーチャル子ちゃんさえいれば大丈夫。
レプリの姉さんにバーチャル子を投影してSEXする、どれ一つとして本物が存在しないラブシーンもいっそう悲壮感が漂います。
こんな酷い目にあいながらも、自分はひょっとして特別な存在なのかも知れないと期待をもって核心に突き進みますが…。
なんかもうね、K君がかわいそうでかわいそうで。
「おしん」とか「ごんぎつね」とか「マッチ売りの少女」を観てる気分。
サイバーパンクSF映画の金字塔の続編ってより
かわいそうなKってだけで
僕は高得点です。
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