「ディストピアアレルギー」ブレードランナー 2049 nobe666さんの映画レビュー(感想・評価)
ディストピアアレルギー
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SF映画の金字塔、待望の続編
ということで、35年ぶりの映画館には明らかに父親世代の観客ばかりで若者はほとんど見かけなかった
かくいう自分も前作公開時は生まれてもおらず、映画を見たのは小学生ぐらいだっただろうか
ほとんど記憶もない
そんな状態で鑑賞
冒頭のテロップでなんとなくストーリーは追えるようになったが、しっかり復習していればもっと楽しめたのだろうか
終始湿っぽい重く陰鬱な映像に抵抗を感じ
音楽らしい音楽もなく重苦しい不協和音ともとれるSE音に不快感を感じてしまった
そのあたり、「メッセージ」の監督らしさ故なんだろうか…
続編が描く都市部のイメージも前作から引き続いてのディストピア
退廃的なイメージの中に散見される日本らしさを観るとやはり違和感
この映画がなければ(さらには電気羊の原作が無ければ)、描かれる未来はどう変わっていたのか、そんなことを感じた
ストーリーはと言えば、何度も振り回されて予想を裏切るもので後味はいいやら悪いやら…
レプリカントものを見る度に複雑な感情を抱かせるが、この末路も退廃的な未来イメージ同様、定番になってしまっているということか?
結論、この手の映画は自分にフィットしないようだ。
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