「Because you've never seen the miracle. やっぱり「雰囲気映画」。」ブレードランナー 2049 アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
Because you've never seen the miracle. やっぱり「雰囲気映画」。
カルト的な人気作品ブレードランナーの続編なのですが、やっぱりブレードランナーっぽい「雰囲気映画」でした。本当にビジュアルは素晴らしいです。もう最初のシーンからジンっ・・と来るぐらい美しかったです。美術さん頑張った!後、サウンドもズーンとしてて良かったですね。でも何処にも着地しないストーリーはどうなんでしょう?
登場人物がいったい何をしたいのか良くわかんないんですよねー。ウォレスさんが産まれたてのレプリカントの腹刺したりとか何で!?ってなります。産まれたばっかの女性にそんなことしたらあかんやろ!
結局レプリカント自体の設定もよく飲み込めず。銃で撃たれても平気とか。それに子供できるって事は子宮があるって事なんでしょうか?となると排卵するし、生理もあるって事?人造なのに何でそこまで造ってんの?なんて根本的な疑問が出てきたり。長い映画でまったり進むので色々と考えてしまいます。
俳優陣は良かったですね。ハリソン・フォードがお爺ちゃんになりすぎてるのが悲しかったですが。ジャレッド・レトはキャラクター作り込んでる割りにまたもや出演時間が短いという「スーサイド・スクワッド」のジョーカーを思い出させる感じでした。ジョイを演じたアナ・デ・アルマスがメチャメチャ可愛い!2017年現在で29歳と意外といっててビックリです。
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の「メッセージ(あのバカウケが宙に浮かんでる映画)」が面白かっただけに今作も期待していたのですが・・・長い割りに見終わった後にモヤモヤしました。